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市場・企業・業界動向
( Z250 )

次世代電池の本命予想と材料(有機・無機)ニーズ及び電池ビジネスの覇者を巡る多角的調査 -全固体電池、全樹脂電池のポテンシャルと異分野参入を含む電池ビジネスの世界戦略から見えて来るもの-

次世代電池の本命予想と材料(有機・無機)ニーズ及び電池ビジネスの覇者を巡る多角的調査 -全固体電池、全樹脂電池のポテンシャルと異分野参入を含む電池ビジネスの世界戦略から見えて来るもの-

発刊日
2020年03月06日
体裁
A4判 264頁(ハードコピー)
ISBN
Cコード
価格(税込)
550,000
( STbook会員価格(税込)STbook会員価格
550,000 円)

※本調査レポートはお申込後にキャンセルはできません。
調査形式:マルチクライアント(複数企業参加)方式。
※KTR(カワサキテクノリサーチ)コンサル会員の方は特別価格があります。ご不明な方はお問い合わせください。


発行:(有)カワサキテクノリサーチ

冊数:

著者リスト


(有)カワサキテクノリサーチ 調査企画プロジェクトチーム

趣旨


 今回取り挙げる次世代電池の全固体リチウム電池(全固体電池)は、EV化の本命(主要部品)と期待されているだけでなく、適用のアプリケーションは多岐に亘る。
 また、国内のメーカーが粘り強く開発を続けて来た全樹脂リチウム電池(全樹脂電池)は、その出口が見え始めている。これは、全固体電池とどのように棲み分けるか、あるいは協業できるかに関心が集まっている。
 本調査では、ポストリチウムイオン二次電池(LIB)の有力候補であるこれら電池の技術動向、とりわけ 材料技術との接点 に留意して、今後の世界市場を予測したいと考えている。その為には、現行LIBの限界(極限性能)を見極めつつ、全固体電池や全樹脂電池に続く、未来の電池にも目配りしておく必要がある。
 ちなみに、ここで言う未来の電池としては、金属空気二次電池やナトリウムイオン二次電池、マグネシウム二次電池やカリウムイオン二次電池などがある。
 ところで、本調査にはもう一つの狙いがある。それは巷間伝えられる電池ビジネスや関連主要部品ビジネスの難しさにもフォーカス(取材)したいと思っている。それには既存メーカーの分析は元より、異分野からの有力参入メーカー(内外)の戦略にまで踏み込まないと、何も見えて来ない。
 例えば、異分野からの参入で気になる先といえば国内ではソニーの電池事業を引継ぎ、積層セラミックコンデンサ( MLCC )で無機の薄膜化技術でトップを走る村田製作所がある。
 また、海外メーカーではユニークな家電製品でヒットを投ばし続け、モータ技術で差別化を図るDysonの存在がある。
 気になるメーカーは他にもあるが主戦場になるのは、需要の大きいEVやHEVへの展開になると予想される。これら新規参入メーカーのシナリオを読み解くことが急務になって来る。
 今回の調査では、LIBの高性能化に実際チャレンジしたことのある経験者を中心に取材を続けて行くが、弊社がこれまでに蓄積してきた次世代電池に関する知見と、弊社主催のセミナー等で出会った人的ネネットワークを駆使して、以下(次頁以降)に予定している調査(ヒアリング)項目をカバー(クリア)して行きたいと考えている次第である。

目次


第1章 蓄電体の概要とリチウムイオンニ次電池(LIB)のポジション
1-1 各種電池とキャパシタの関係性
1-2 LIBの突出した性能と用途
1-3 LI Bの伸びシロと限界
1-4 LI Bと主要部材の市場動向
1-4-1 LI Bの市場サイズ
1-4-2 LI Bの主要部材
 (1)LIB正極活物質
 (2)LIB負極活物質
 (3)LIB電解液
 (4)LIBセパレータ
 (5)LIB正極バインダー
 (6)LIB負極バインダー
 (7)LIB正極集電体
 (8)LIB負極集電体

第2章 全固体リチウム電池(全固体電池)の登場と実用化のステップ
2-1 全固体電池の定義と特長
2-2 全固体電池の進化予測(進化の方向性)と具体的アイデア
2-3 全固体電池の固体電解質性能比較
2-4 全固体電池の開発状況
2-5 全固体電池の開発状況まとめ(相対比較)
2-6 全固体電池の市場予測と注釈

第3章 EV向け電池技術のトレンド
3-1 EV向け電池技術の多様化と市場シェア予測
3-2 全固体電池に関する主要クルマメーカーの取り組み状況
3-3 トヨタの積極姿勢と評価.

第4章 全樹脂リチウム電池(全樹脂電池)の開発と製造プロセスの魅力
4-1 ポリマー電池
4-2 全樹脂電池
4-3 全樹脂電池最大の魅力

第5章 電池別の用途マップと材料的話題抽出
5-1 各種電池の特徴と棲み分け
5-2 電池メーカー別自動車LIB供給例
 (1)自動車1こ使われている電池の種類
 (2)電池メーカー別自動車LIB供給例
5-3 正極材料(イオウ系、酸化物系等)のポテンシャルとその活用法
5-4 負極材料(シリコン系、酸化チタン系等)のポテンシャルとその活用法
5-5 高性能カーボン材料(CNT、グラフェン等)のポテンシャルとその活用法
5-6 電池筐体(バッテリーケース)の樹脂化
5-7 電池とエンプラ発泡の接点
5-8 電池のサーマルマネジメントに関する取り組み
    -電池パックの冷却方式と放熱材料-
5-9 電池の急速充電の高電圧化
5-10 ワイヤーハーネスのFPC化

第6章 電池に関するビジネスモデル考察
6-1 収益性が高いメーカーのポジション分析
6-1-1 パナソニックの電池事業
6-1-2 LIB主要部材メーカーから見えて来るもの
6-2 異分野からの参入メーカーの戦略分析
6-2-1 村田製作所の場合
6-2-2 Dysonの場合

第7章 その他の考察テーマ
7-1 FCV実用化の鍵 -二次電池と燃料電池の併用-
7-2 充電技術に関する進化 -ケーブル充電から無線給電(WPT)へ-
7-3 次世代電池としての金属空気・ナトリウムイオン二次電池等の実用化動向
7-4 次世代電池開発に関する提携の在り方と教訓
7-5 特許分析からの提言
7-6 EV用新電力確保のエネルギー問題
7-7 全個体電池主要部材の市場的見方
7-8 全樹脂電池のポテンシャル
7-9 本命予想のジレンマと併用の議論