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プラスチックの粘弾性特性の解釈とその応用法 (7/25セミナー)
ST160725 プラスチックの粘弾性特性の解釈とその応用法



終了しました




プラスチックの粘弾性特性の解釈とその応用法

-不良対策手法、変形/強度の経時変化の予測手法-



PDFパンフレット(セミナー「プラスチックの粘弾性特性の解釈とその応用法」)



 主 催


S&T出版株式会社

 日 時 ・ 場 所


日時:2016年7月25日(月) 10:30~16:30
会場:高橋ビルヂング(東宝土地(株)) 会議室 (東京都千代田区神田神保町3-2)

      →会場へのアクセス

 受 講 料 (税込)


49,800円   Eメール案内会員価格 47,300円  ※資料代・昼食代を含む
  <1名様分の受講料で2名様まで受講できます>
  ※2名様ご参加は同一会社・法人からの同時申込に限ります。
  ※2名様ご参加は2名様分の参加申込が必要です。ご連絡なく2名様のご参加はできません。
  ※3名様以上のご参加は、追加1名様あたり10,800円OFFになります。

  Eメール案内登録をしていただいた方には、Eメール案内会員価格を適用いたします。

  →複数名同時申込はこちらの用紙(PDF)をご利用ください。

 講 師


新保 實 氏 / (株)SMS 代表取締役  金沢工業大学 名誉教授 工学博士

URL: http://www2.spacelan.ne.jp/~shimbotesu/

【略歴】

(学歴)
 1974年3月金沢工業大学機械工学科卒、1984年3月同大学大学院工学研究科博士課程修了:工学博士受、
 1991-1992年マサチューセッツ工科大学(MIT:米国)留学。
(職歴)
 1974年4月金沢工業大学助手、1994年4月~2012年3月金沢工業大学教授、2012年4月(株)SMS、
 2012年6月金沢工業大学名誉教授。
(専門)
 材料力学,粘弾性学,プラスチック材料,他,
 著書:“プラスチックの粘弾性特性とその利用法-成形不良対策法/発泡制御法-“
 共立出版、2013.7(単著)、他9篇
(主研究テーマ)
 1. プラスチックおよびプラスチック系複合材料の成形過程で生ずる残留応力の発生機構の解明
 2. マイクロセルラープラスチックのプロセッシングに関する研究
(所属学会)
 日本機械学会(平成15年度(第81期)~平成16年度(第82期):評議員),
 プラスチック成形加工学会(平成13年度~:評議員,平成10年度~:論文査読委員),
 他 平成11年:プラスチック成形加工学会より功労賞受賞,平成12年:SPEより貢献賞受賞,
 平成21年:エレクトロニクス実装学会論文賞受賞,平成21年:先端加工学会論文賞&技術賞受賞

 趣 旨


 プラスチック素材は粘弾性という、弾性的な性質と粘性的な性質が混在します。材料に力を加えると変形しますが、この力と変形は材料固有の定数(弾性係数)と比例関係にあります。プラスチック素材の弾性率は、粘弾性により他の材料に比べ時間や温度によって極端に変化します。この弾性率の時間及び温度による変化を粘弾性特性(挙動)といいます。この挙動に伴って、プラスチックの力や変形は室温から高温度領域において複雑な振る舞いをします。粘弾性特性を解釈することで、各種成形機を用いた時の残留ひずみの少ない成形温度条件の選定、成形時に生ずる残留応力の発生メカニズム、突如起こる成形不良の対策法、残留応力除去のためのアニーリング条件、成形時に残留ひずみが残り易い素材かの可否、素材の独自管理、数値解析に有用な材料特性の提供、粘弾性特性に成立する時間-温度換算則を用いた強度や変形の変化割合の長期予測、シミュレーション時のデータの取り扱い等々が感や経験に頼らず定量的に行えることが理解できます。  ここでは、プラスチックの粘弾性特性の測定方法や解釈法とそれに基づいた上記事象の取り扱い方法について平易に説明します。また、ひずみ・変形を極力低減可能な新成形方法である射出圧空成形法をご紹介します。

 受講対象


 ・プラスチック製品の設計担当者
 ・プラスチック製品の品質保証担当者
 ・プラスチック関連の技術開発者

 受講に必要な知識


 ・特に必要が無い、基礎から説明します。

 本セミナーで得られる知識


 ・プラスチックの基本特性である粘弾性特性が解釈/理解できる。
 ・成形不良の要因となる粘弾性特性の影響が解釈/理解できる。
 ・粘弾性特性を基準とした強度、変形の力学的取扱いの基礎が理解/修得できる。
 ・残留応力の低減方法並びに積極的な利用法が理解/修得できる。
 ・粘弾性特性に成立する時間-温度換算則の概念が理解/修得できる。
 ・時間-温度換算則を用いた強度、変形の長期予測法が理解/修得できる。

 プログラム詳細


Ⅰ. プラスチックの粘弾性特性の解釈/理解
 1. 粘弾性特性とは
 2. 粘弾性特性の解釈法と利用方法
 3. 粘弾性に伴う特異現象(クリープ挙動、緩和挙動)

Ⅱ. 粘弾性特性と力と変形の関係の解釈/理解
 1. プラスチックの応力とひずみ
 2. 粘弾性挙動と粘弾性モデル
 3. 応力とひずみの関係式(構成方程式)

Ⅲ. 粘弾性特性と成形時に生ずる残留応力の関係の解釈/理解
 1. 残留応力発生要因の分類
 2. 硬化収縮による残留応力発生メカニズム
 3. 粘弾性挙動による残留応力発生メカニズム
 4. 残留応力の基礎式
 5. 理論的・実験的解析手法
 6. 残留応力の低減方法

Ⅳ. 粘弾性特性の時間-温度換算則の解釈/理解とその応用法
 1. 時間-温度換算則の基礎概念
 2. 時間-温度移動因子(アーレニュウス型、WLF型)
 3. 残留応力開放に伴う変形の長期予測手法
 4. 強度並びに変形の長期予測手法と信頼性評価手法

Ⅴ. ひずみ・変形の低減を可能にする新射出成形法の紹介
 1. 液状発泡剤による射出発泡成形法
 2. 新射出中空成形法
 3. 射出圧空成形法

【質疑応答・名刺交換】