2016/4/5セミナー「ぬれ性の基本的な考え方と測定・評価法」開催
10/8セミナー 動的ぬれ性評価入門~接触角,表面張力,滑落角(ST131008)
動的ぬれ性評価入門~接触角,表面張力,滑落角
PDFパンフレット(セミナー「動的ぬれ性評価入門~接触角,表面張力,滑落角」)
ぬれ性は,親水化や撥水化の技術だけでなく,接着性,離型性,防汚性等にも密接に関連しています。一方,コーティング,印刷などの分野では,固体表面に対して液体が高速に移動していたり,界面活性剤の吸着減少が関与する場合が多く,動的接触角,動的表面張力などに着目する必要があります。他方,接着性,防汚性の評価では,滑落角や滑落加速度に着目することが必要です。本セミナーではこのような動的ぬれ性について,これから評価を始めてみようというかたを対象に,基本事項を説明します。
日時・場所
日時: 2013年10月8日(火) 13:00~16:30
会場: 連合会館 4階 401(東京都千代田区神田駿河台3-2-11)
→会場へのアクセス
受講料
42,000円(税込) STbook会員価格 39,900円(税込) *資料代を含む
講師
福山 紅陽 氏
FIA(エフ・アイ・エー)
1993年3月:東京工業大学大学院 理工学研究科 無機材料工学専攻 修士課程 修了。
1993年4月:三菱マテリアル株式会社 入社。SIMS,XPSなどの表面分析業務に従事。
1997年4月:協和界面科学株式会社 入社。表面張力計,接触角計などの研究開発業務に従事。
2010年10月:FIA 創業。
プログラム詳細
【本セミナーで得られる知識】
接触角,表面張力,動的ぬれ性の基本概念,測定方法と注意点。
これまでに寄せられた数多くの相談を踏まえ,測定担当者が感じる疑問・不安を払拭することを目指します。
1. ぬれ性,接触角,表面張力の基礎
1.1 接触角から何がわかるか?
1.2 接触角測定の表面感度~膜厚と表面被覆率
1.3 Youngの式~接触角と表面張力との関係
1.4 表面張力とは?
1.5 表面張力から何がわかるか?
2. 動的接触角
2.1 静的接触角と動的接触角の違い
2.2 動的接触角の測定方法(拡張収縮法,滑落法)
2.3 接触角測定の誤差要因
3. 動的表面張力
3.1 界面活性剤の吸着と表面張力の変化
3.2 動的表面張力の測定方法(最大泡圧法)
3.3 最大泡圧法の誤差要因
4. 滑落法による付着性,撥水性の評価方法
4.1 滑落角(転落角)だけでは評価できない
4.2 静的撥水性と動的撥水性
4.3 滑落加速度の評価