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エポキシ樹脂の硬化メカニズムと特性改良技術および応用展開 (2/8セミナー)
セミナー2/8 エポキシ樹脂の硬化メカニズムと特性改良技術および応用展開


終了しました




エポキシ樹脂の硬化メカニズムと
特性改良技術および応用展開




PDFパンフレット(セミナー「エポキシ樹脂の硬化メカニズムと特性改良技術および応用展開」)



 主 催


S&T出版株式会社

 日 時 ・ 場 所


日時:2016年2月8日(月) 10:30~16:30
会場:高橋ビルヂング(東宝土地(株)) 会議室 (東京都千代田区神田神保町3-2)

      →会場へのアクセス

 受 講 料 (税込)


49,800円(税込)  Eメール案内会員価格 47,300円 ※昼食・資料代を含む

  <1名様分の受講料で2名様まで受講できます。※2名以上でご参加の場合はお申込時にご連絡ください。>
  ※2名様ご参加は同一会社・法人からの同時申込に限ります。
  ※2名様ご参加は2名様分の参加申込が必要です。ご連絡なく2名様のご参加はできません。
  ※3名様以上のご参加は、追加1名様あたり10,800円OFFになります。

  Eメール案内登録をしていただいた方には、Eメール案内会員価格を適用いたします。

  →複数名同時申込はこちらの用紙(PDF)をご利用ください。

 講 師


【第1部】 久保内 昌敏 氏 / 東京工業大学 大学院理工学研究科 化学工学専攻 教授

【略歴】
1986年~ 東京工業大学工学部化学工学科助手
1996年~ 同助教授/准教授
2009年~現在 同教授
2006年~2009年度 京都工芸繊維大学 複合材料長期耐久性評価研究センター プロジェクト研究委員
2006年~2007年度 (独)科学技術振興機構、研究開発戦略センター、フェロー

【研究内容】
化学装置に使われる高分子系複合材料の劣化機構、寿命評価、安全設計を中心に、 熱硬化性樹脂の化学的劣化、エポキシ樹脂の耐熱衝撃性、化学劣化に対するスマート材料、リスクベースメンテナンス、グリーンコンポジット等

【学会活動】
日本材料科学会会長(2013~)、化学工学会・化学装置材料部会長(2014~)、機械学会・産業・化学機械と安全部門長(2012)、日本学術振興会産学協力研究委員会リスクベース第180委員会運営幹事(2007~)など

【受賞暦】
日本材料科学会功労賞(2013)、日本材料科学会論文賞(2012)、樹脂ライニング工業会功績賞(2009)、合成樹脂工業会学術賞(2008)、腐食防食協会技術賞(2002)など



【第2部】 佐藤 泰 氏 / DIC(株) ポリマ第一技術本部 ポリマ技術5グループ 研究主任

【略歴】
2004年 千葉大学大学院自然科学研究科(有機化学専攻) 卒業
2004年 DIC株式会社(旧大日本インキ化学工業株式会社)入社
-以来 エポキシ樹脂とフェノール樹脂の開発業務に従事
(2014年は一年間米国に赴任)

【専門分野】
-新規フェノール樹脂、エポキシ樹脂の開発研究(主にエレクトロニクス用)
-エポキシ樹脂硬化物の基礎・応用物性評価と解析研究
-フェノール樹脂、エポキシ樹脂製造プロセスの開発研究 など

【活動内容】
-2008/06 日本接着学会第46回年次大会:口頭発表
『柔軟強靭性液状エポキシ樹脂の合成と特性に関する研究』
-2009/10 プラスチックエージ:論文投稿
『超高耐熱性エポキシ樹脂の開発』
-2012/10 SAMPE tech 2012:論文投稿、口頭発表
『SYNTHESIS AND PROPERTIES OF MULTI-FUNCTIONAL EPOXY RESINS BASED ON
CONDENSATION OF NAPHTHOLS WITH FORMALDEHYDE』
-2014/09 ASC 29th Conference :論文投稿、口頭発表
『Synthesis and properties of multi-functional epoxy resins containing naphthalene units』



【第3部】 吉川 秀幸 氏 / 新日本理化(株) 樹脂原料事業部 大阪営業チーム 係長

【略歴】
入社以来約13年、主にエポキシ硬化剤としての酸無水物、また酸二無水物から誘導されるポリイミドなどの研究開発に従事しておりました。2015年10月より営業部に異動しております。



【第4部】 溝部 昇 氏 / 四国化成工業(株) 化学品研究・開発 機能材料チーム チームリーダー

 プログラム詳細


【第1部】 エポキシ樹脂の化学構造・特徴と硬化メカニズム
                                   久保内 昌敏 氏 / 東京工業大学 教授 [10:30~12:30]


【講演趣旨・説明】
 エポキシ樹脂は、成形性、接着性、電気絶縁性、機械的強度、・・・と様々な特徴を持ち、多くの分野で便利に用いられている。エポキシ樹脂主鎖だけでなく、硬化剤をいろいろと選ぶことができるのと同時に、その種類によって物性が大きく変わることが特徴である。
 本講では、エポキシ樹脂側の化学構造を紹介し、エポキシ樹脂に使われるさまざまな硬化剤との硬化メカニズムの基礎についてもあわせて説明する。

【講演項目】
第1部 エポキシ樹脂の化学構造と特徴
1. エポキシ樹脂の高分子構造
  1-1 熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂
  1-2 エポキシ樹脂硬化物の分子構造
  1-3 エポキシ環の反応性とその特徴
2. ビスフェノール型エポキシ樹脂の構造と特徴
  2-1 ビスフェノールA型樹脂の特徴と用途
  2-2 ビスフェノールA型樹脂の原料と合成
  2-3 ビスフェノール型のバリエーション
   ・ビスフェノールF型樹脂
   ・ハロゲン化樹脂
3. ノボラック型エポキシ樹脂の構造と特徴
  3-1 フェノールノボラック型/クレゾールノボラック型
  3-2 ノボラック型エポキシ樹脂のバリエーション
4. その他のエポキシ樹脂
  4-1 環状脂環式、グリシジルエステル、グリシジルアミン、複素環式
  4-2 ビフェニル型、多環芳香族、水添脂環式

第2部 主な硬化剤と硬化メカニズムの基礎
1. 硬化剤と活性水素
  1-1 硬化剤の種類
  1-2 活性水素
2. アミン系硬化剤との反応
  2-1 アミン系硬化剤
  2-2 ポリチオール硬化剤
3. 酸無水物系硬化剤、フェノール系硬化剤との反応
  3-1 酸無水物硬化剤
  3-2 フェノール硬化剤
4. その他の硬化剤との反応
  4-1 イミダゾール
  4-2 DICY



【第2部】 フェノール樹脂系硬化剤の特性と技術開発動向
                                    佐藤 泰 氏 / DIC(株)  [13:10~14:10]


【講演趣旨・説明】
 フェノール樹脂はエポキシ樹脂の硬化剤として電気・電子材料分野で重要な位置を占めている。このフェノール樹脂をエポキシ樹脂硬化剤として用いた場合の特性及び、技術的な展開について紹介する。

【講演項目】
1. フェノール樹脂のエポキシ樹脂硬化剤への適用
  1-1 フェノールとエポキシの反応
  1-2 ノボラック系硬化剤
  1-3 アミノトリアジンノボラック硬化剤
  1-4 ポリフェノール系硬化剤

2. フェノール樹脂系の技術的な展開例
  2-1 アミノトリアジンノボラック硬化剤の応用例
  2-2 特殊フェノール樹脂系硬化剤とその応用例



【第3部】 酸無水物系硬化剤の特性と技術開発動向
                                   吉川 秀幸 氏 / 新日本理化(株)  [14:20~15:20]


【講演趣旨・説明】
 エポキシ硬化剤としての酸無水物の特徴を紹介するとともに、具体的な特性改良例として、透明性、可撓性、硬化時の揮発抑制を実現した酸無水物を紹介いたします。

【講演項目】
1. 酸無水物エポキシ硬化剤の概要
  1.1 酸無水物の使用方法
  1.2 酸無水物の種類と特徴
  1.3 酸無水物を使いこなすポイント

2. エポキシ硬化物性の改良例
  2.1 無色透明用液状酸無水物
  2.2 可撓性付与型酸無水物
  2.3 不揮発性酸無水物



【第4部】 イミダゾール化合物の特性と硬化剤、硬化触媒としての利用
                                   溝部 昇 氏 / 四国化成工業(株)  [15:30~16:30]


【講演趣旨・説明】
 近年、さらなる高性能化が硬化物に要求されています。そのような中、エポキシ樹脂の硬化剤やジシアンジアミド等の硬化促進剤として広く使用されるイミダゾール化合物がこれまで以上に注目されています。
 本セミナーでは、イミダゾール化合物の基本的な特性から応用例まで全般に渡りご紹介します。

【講演項目】
1. イミダゾール化合物とは
  (1) 一般的な性質
  (2) 一般的な合成法
  (3) 硬化剤としての特長
  (4) 代表的なイミダゾール化合物
  (5) イミダゾールの反応性と硬化のメカニズム
  (6) エポキシ樹脂硬化触媒としてのイミダゾール化合物

2. イミダゾール化合物の応用
  (1) イミダゾールの選択~反応温度領域と保存安定性~
  (2) 用途例~塗料、積層板、半導体封止剤など~

3. 開発品のご紹介
  (1) エポキシ樹脂向け開発品のご紹介