セミナー 一から学ぶポリマーアロイ(ST130215)
≪秋山三郎先生にポリマーアロイを学ぶ。初学者から最新アロイ研究者までおすすめします≫
一から学ぶポリマーアロイ
そのアロイ化・相溶化技術と応用展開
ポリマーブレンド・アロイの相溶性および定義、相図など基本事項と歴史的経緯を学習する。その上で、アロイ化・相溶化技術に関する体系的かつ具体的説明を行う。中でも“相容化剤”の使用などによる新規素材作り、ナノ分散構造創製に役立つ知識、手法を習得する。最後に興味深いポリマーアロイの応用展開例を学ぶ。
※「エッセンシャル ポリマーアロイ/秋山三郎著」(シーエムシー出版刊,5,250円)を参考資料として無料配布いたします。
日時・場所
日時:2013年2月15日(金) 13:00~16:30
会場: ゲートシティ大崎(東京・大崎駅すぐ)B1階 ルームB
受講料
21,000円(税込) *資料代含む
講師
秋山 三郎 氏 / 東京農工大学名誉教授 工学博士、NPOナノ構造ポリマー研究協会理事
- 専門:高分子物理化学、高分子多成分系(ブレンド・アロイ)の科学、高分子機能材料(含粘着剤)化学
- 著書:「エッセンシャル ポリマーアロイ」「ポリマーブレンド」「エッセンシャル 高分子科学」 「ポリマーABCハンドブック」「エッセンシャル 物理化学」「接着ハンドブック」ほか多数
- 受賞歴:高分子学会科学功績賞、日本接着学会功績賞、同優秀論文賞、東京都科学技術功労者賞
プログラム詳細
はじめに(新出版、単著『エッセンシャル ポリマーアロイ』の概要を紹介)
1. ポリマー相溶性の基本を学ぼう。
1-1 ポリマーの相溶性はこのように理解できる。
1-2 ポリマーアロイの定義
1-3 混ざるかどうかの基礎理論(F-H-S理論)
1-4 相図の考え方(U&LCST)
2. ポリマーアロイの歴史的経緯
2-1 第一世代―2・3元共重合体
2-2 第二世代―相溶性アロイ、IPNアロイ
2-3 第三世代―相容化剤アロイ
3. 相溶化・アロイ化技術で行うポリマー分散構造制御
3-1 ランダム共重合体を用いる構造制御
3-2 コンパティビライザ-(相容化剤)の利用
3-3 ブロック共重合体によるミクロ相分離構造形成
4. ポリマーアロイの応用例
4-1 自動車とポリマーアロイ
4-2 耐溶剤・耐熱性エラストマーアロイ
4-3 非粘弾性アロイ・高せん断アロイ
4-4 粘着剤とポリマーアロイなど