セミナー4/22 ペロブスカイト太陽電池実用化に向けての最新技術動向
【関連セミナー】
低温・溶液プロセスを用いたペロブスカイト太陽電池の作製と高効率化に向けた最新技術動向
をご覧ください。
ペロブスカイト太陽電池実用化に向けての最新技術動向
PDFパンフレット(セミナー「ペロブスカイト太陽電池実用化に向けての最新技術動向」)
主 催
S&T出版株式会社
日 時 ・ 場 所
日時:2015年4月22日(水) 13:00~16:30
会場:中央大学 駿河台記念館 3階 310号室 (東京都千代田区神田駿河台3-11-5)
→会場へのアクセス
受 講 料 (税込)
43,200円(税込) STbook会員価格 41,000円 *資料代を含む
2名様以上でお申込の場合(お1人様:32,400円 STbook会員価格 30,200円)
同一会社・法人からの同時申込に限り、上記価格を適用します。
→複数名同時申込はこちらの用紙(PDF)をご利用ください。
講 師
宮坂 力 氏 / 桐蔭横浜大学 大学院工学研究科 教授
【ご略歴】
1981年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(工学博士)。
富士写真フイルム株式会社足柄研究所主任研究員を経て2001年より現職。この間に大学院工学研究科長、研究推進部長。2005年~2010年に東京大学大学院総合文化研究科教授を兼務。2004年にペクセル・テクノロジーズ株式会社を設立、代表取締役(2009年に退任)。専門は光電気化学、有機無機ハイブリッドとくにペロブスカイト型太陽電池の開発。2013年よりJST-ALCA研究開発チーム代表。
受賞はGSC文部科学大臣賞(2009年)など。
本セミナーで得られる知識
ペロブスカイト太陽電池を産業実用化に向けて開発することが、既存技術との競争においてどのような意味が有るか、また、光エレクトロニクスの分野を含めてどのような応用が可能かに関して情報提供します。
趣 旨
ペロブスカイト結晶が、太陽電池の光吸収材料に用いられ、エネルギー変換効率はSi結晶やCISのレベルと並ぶ20%に達している。安価な溶液塗布によって製膜でき、性能においてはGaAsと並ぶ高い開放電圧(低い電圧損失)を可能にする点が大きな特長である。合成によって多くの構造と物性を設計できるために、光電変換から光センシングまで、産業の応用範囲を大きく広げている。本講演では、ペロブスカイト太陽電池の特徴と今後の技術革新の可能性について、分かりやすく、かつ詳細に解説します。
プログラム詳細
1. 有機無機ペロブスカイト太陽電池の原理と特徴
1.1 これまでの有機系太陽電池との違い
1.2 有機無機ペロブスカイト結晶材料の光物性
1.3 セル構造と発電の基本原理
2. ハロゲン化鉛系ペロブスカイトの製膜方法
2.1 同時溶液塗布法
2.2 段階的製膜法
3. 薄膜セルの作製と光電変換特性の計測方法
3.1 雰囲気制御による一般的方法
3.2 電流-電圧特性のヒステリシスの問題
4. 高効率ペロブスカイト型太陽電池の開発
4.1 有機正孔輸送材を用いるペロブスカイト太陽電池
4.2 無機正孔輸送材を用いるペロブスカイト太陽電池
4.3 高電圧を特長とするペロブスカイト太陽電池の設計
5. 環境安定性の確保に向けた対策
6. 特許出願状況