セミナー9/30 プラズモニクスの基礎と光デバイスへの応用
プラズモニクスの基礎と光デバイスへの応用
PDFパンフレット(セミナー「プラズモニクスの基礎と光デバイスへの応用」)
主 催
S&T出版株式会社
日 時 ・ 場 所
日時:2015年9月30日(水) 13:00~16:30 当初の日程(7月22日)から変更になりました。
会場:高橋ビルヂング(東宝土地(株)) 3F 会議室 (東京都千代田区神田神保町3-2)
→会場へのアクセス
受 講 料 (税込)
43,200円(税込) Eメール案内会員価格 41,000円 ※資料代を含む
<1名様分の受講料で2名様まで受講できます。>
※2名様ご参加は同一会社・法人からの同時申込に限ります。
※3名様以上のご参加は、追加1名様あたり10,800円OFFになります。
Eメール案内登録をしていただいた方には、Eメール案内会員価格を適用いたします。
→複数名同時申込はこちらの用紙(PDF)をご利用ください。
講 師
岡本 晃一 氏 / 九州大学 先導物質化学研究所 准教授
【ご略歴】
1998年 京都大学大学院博士後期課程修了、博士(理学)。
2000年 京都大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー講師(中核的研究機関研究員)。
2001年 カリフォルニア工科大学電気工学科博士研究員。2005年 カリフォルニア工科大学物理学科シニア・リサーチ・フェロー。
2006年 科学技術振興機構さきがけ研究者。
2007年 京都大学電子工学科特命准教授。
2011年 九州大学先導物質化学研究所准教授、現在に至る。
【専門】
プラズモニクス,ナノフォトニクス
【受賞】
日本光学会ナノオプティクス研究グループ ナノオプティクス賞(2008年)、京都大学VBL 若手研究助成 優秀賞(2008年)、コニカ画像科学奨励賞(2000年)など
【著書】
「アクティブ・プラズモニクス」 梶川浩太郎、岡本隆之、高原淳一、岡本晃一、コロナ社 2013年、「Advanced Photonic Sciences」 (分担執筆) InTech 2012年、「Nanoscale Photonics and Optoelectronics」(分担執筆) Springer 2010年 など
本セミナーで得られる知識
・急速に注目を集めている新技術「プラズモニクス」の基礎
・プラズモニクス研究の最新動向、特に高効率LED、太陽電池応用
・簡単で劇的な効果が得られることなど、プラズモニクスの様々な利点
・プラズモニクスを利用して、各種光デバイスの効率を改善する方法
・ナノ構造によってプラズモニクスを制御・利用する方法
・プラズモニクスの幅広い分野への応用可能性と将来展望
趣 旨
プラズモニクスとは、金属界面で光と電子を結合させることにより、これまで思いもしなかった斬新・ユニークな光物性・光機能性を創り出す技術です。近年の急速なナノテクノロジーの発展に伴って、ナノの世界で光を制御・利用することを可能にし、様々な新奇光デバイスをもたらすものとして注目を集めています。本セミナーでは、その基本原理から、LED、レーザー、太陽電池等の光デバイスへの応用まで、わかりやすく解説します。 例えばプラズモニクスによって、近い将来に蛍光灯に代わり得る高効率固体発光素子や、世界のエネルギー問題に貢献しうる高効率・超薄膜太陽電池の実現が期待されています。多くの可能性を秘めたプラズモニクスを、本セミナーによって少しでも多くの方々に知っていただき、様々な分野の発展に役立てていただければと願っています。
プログラム詳細
1. ナノフォトニクスの基礎
1.1 幾何光学と波動光学
1.2 有限差分時間領域 (FDTD) による電磁界解析
1.3 光の回折限界を超えるナノフォトニクス
1.4 近接場光学とフォトニック結晶
2. 表面プラズモン(SP)の基礎
2.1 伝搬型表面プラズモンポラリトン(SPP)
2.2 局在型表面プラズモン(LSP)
2.3 ナノ構造による表面プラズモン共鳴の制御
2.4 高感度センサーへの応用(SPR, SERS)
3. SPの新しい光学応用-プラズモニクス-
3.1 プラズモニクスの定義と命名
3.2 プラズモン導波路
3.3 プラズモニック・バンドギャップ
3.4 異常透過光増強
4. 高効率LEDへの応用
4.1 青色LED材料のさらなる高効率化
4.2 高効率発光のメカニズム
4.3 高効率プラズモニックLEDの開発
4.4 プラズモニック発光のさらなる可能性
5. 高効率太陽電池への応用
5.1 プラズモニック太陽電池の原理
5.2 SPP、LSPを利用した太陽電池
5.3 ペロブスカイト型太陽電池への応用
5.4 プラズモン誘起電荷分離と光触媒
6. プラズモニクスのさらなる応用と展望
6.1 プラズモニック・メタマテリアル
6.2 スーパーレンズと光クローキング
6.3 グラフェンを用いたプラズモニクス
6.4 プラズモニック・レーザー