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塗布膜乾燥の基礎・メカニズムとトラブル対策 (11/5セミナー)
セミナー11/5 塗布膜乾燥の基礎・メカニズムとトラブル対策


終了しました




塗布膜乾燥の基礎・メカニズムとトラブル対策



PDFパンフレット(セミナー「塗布膜乾燥の基礎・メカニズムとトラブル対策」)



 主 催


S&T出版株式会社

 日 時 ・ 場 所


日時:2015年11月5日(木) 13:00~16:30
会場:高橋ビルヂング(東宝土地(株)) 5F 会議室 (東京都千代田区神田神保町3-2)

      →会場へのアクセス

 受 講 料 (税込)


43,200円   Eメール案内会員価格 41,000円  ※資料代を含む

  <1名様分の受講料で2名様まで受講できます。>
  ※2名様ご参加は同一会社・法人からの同時申込に限ります。
  ※2名様ご参加は2名様分の参加申込が必要です。ご連絡なく2名様のご参加はできません。
  ※3名様以上のご参加は、追加1名様あたり10,800円OFFになります。

  Eメール案内登録をしていただいた方には、Eメール案内会員価格を適用いたします。

  →複数名同時申込はこちらの用紙(PDF)をご利用ください。

 講 師


田門 肇 氏 / 京都大学 大学院工学研究科 化学工学専攻 分離工学分野 教授

【略歴】
1974年3月 京都大学工学部化学工学科卒業
1976年4月 京都大学大学院工学研究科修士課程化学工学専攻修了
1977年3月 京都大学大学院工学研究科博士課程化学工学専攻中退
1977年4月 京都大学工学部助手(化学工学科)採用
1986年8月 京都大学工学部助教授(化学工学科)昇任
1998年4月 京都大学大学院工学研究科教授(化学工学専攻)昇任、
現在に至る

【研究内容】
乾燥工学、吸着工学、分離工学

【主な受賞歴】
1992年 日本吸着学会奨励賞(東洋カルゴン賞)受賞
2011年 Achievements in Drying R&D Award 受賞
2014年 日本吸着学会学術賞

【著書】
・現代化学工学、産業図書 (2001)
・化学工学(役にたつ化学シリーズ8)、朝倉 (2005)
・乾燥技術実務入門、日刊工業新聞 (2012)
他25冊

 趣 旨


 乾燥操作は材料に熱を与えて水分あるいは溶剤を蒸発させる点から相変化を伴う熱と物質の同時移動現象の典型例である。塗布膜乾燥操作の予備知識として湿り空気の諸性質、熱と物質の同時移動の典型例である湿球温度の概念、湿度図表を解説する。含水率、材料中での水分の保持状態を解説し、乾燥のメカニズムを考える。乾燥のメカニズムに基づいて乾燥速度の定量的な捕らえ方を講義し、乾燥時間を短くするコツを紹介する。また、トラブル対策として、組成偏析、材料の変形やクラックの発生、材料の表面平滑性、残留溶媒の低減策に関する勘どころについて講述する。次に、粒子分散系塗布膜の乾燥を取り上げ、膜の平滑性に及ぼす乾燥条件の影響を解説し、乾燥の指針を提示する。多種多様な材料を乾燥するために数多くの乾燥装置が開発されているが、装置選定、装置設計、省エネルギーのポイントを解説する。講演の最後には塗布膜乾燥を含む乾燥操作全般に係るトラブルシューティングについての質問を受け付ける。

 本セミナーで得られる知識


・塗布膜乾燥のメカニズム
・乾燥速度の定量的取り扱い
・乾燥時間短縮の勘所
・乾燥操作と製品品質の関連
・乾燥装置選定の考え方
・乾燥装置設計の基礎

 プログラム詳細


1. 乾燥操作の予備知識
 1.1 物質収支と熱収支
 1.2 空気の湿度と諸物性値
 1.3 湿球温度と断熱飽和温度
 1.4 湿度図表と使い方

2. 乾燥操作の必須基礎
 2.1 含水率の定義
 2.2 平衡含水率と自由含水率
 2.3 水分の保有状態と水分の移動機構
 2.4 乾燥特性の表現
  2.4.1 乾燥特性曲線の概念
  2.4.2 乾燥の3期間
  2.4.3 限界含水率の重要性
 2.5 乾燥速度の定量的取扱い
  2.5.1 定率乾燥速度
  2.5.2 減率乾燥速度
 2.6 乾燥時間を短くするコツ
  2.6.1 減率乾燥速度曲線の形の基づく方策

3. 塗布膜乾燥のメカニズムと品質保持
 3.1 組成偏析とバインダーの移動
 3.2 剥離、クラック、変形
 3.3 表面平滑性の保持
 3.4 残留溶媒の効率的低減
  3.4.1 水蒸気の共存効果
  3.4.2 水溶性溶媒の共存効果

4. 粒子分散系塗布乾燥
 4.1 塗布膜乾燥実験装置
 4.2 乾燥速度曲線
 4.3 表面平滑性に及ぼす乾燥条件の影響
 4.4 よりよい塗布膜乾燥の指針

5. 乾燥装置の選定と設計
 5.1 乾燥装置の分類と特徴
 5.2 乾燥装置の選定
 5.3 乾燥装置の設計
 5.4 乾燥装置の熱効率と指標「蒸発能力」

6. 乾燥操作のトラブルシューティング(質疑応答を中心に)