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微小液滴の液体物性とパターン・形状の計測および予測技術 (11/11セミナー)
セミナー11/11 微小液滴の液体物性とパターン・形状の計測および予測技術


終了しました




微小液滴の液体物性とパターン・形状の
計測および予測技術



PDFパンフレット(セミナー「微小液滴の液体物性とパターン・形状の計測および予測技術」)



 主 催


S&T出版株式会社

 日 時 ・ 場 所


日時:2015年11月11日(水) 13:00~16:15
会場:高橋ビルヂング(東宝土地(株)) 3F 会議室 (東京都千代田区神田神保町3-2)

      →会場へのアクセス

 受 講 料 (税込)


43,200円(税込)  Eメール案内会員価格 41,000円 ※資料代を含む

  <1名様分の受講料で2名様まで受講できます。>
  ※2名様ご参加は同一会社・法人からの同時申込に限ります。
  ※2名様ご参加は2名様分の参加申込が必要です。ご連絡なく2名様のご参加はできません。
  ※3名様以上のご参加は、追加1名様あたり10,800円OFFになります。

  Eメール案内登録をしていただいた方には、Eメール案内会員価格を適用いたします。

  →複数名同時申込はこちらの用紙(PDF)をご利用ください。

 講 師


【第1部】 酒井 啓司 氏 / 東京大学 生産技術研究所 基礎系部門 教授



【第2部】 松井 弘之 氏 / 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 物質系専攻 竹谷研究室 助教

【略歴】
2006.3 東京大学 工学部 物理工学科 学士(岡本博研究室)
2008.3 東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専攻 修士(長谷川達生研究室)
2011.3 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 物質系専攻 博士(岡本博研究室)
2009.4-2011.3 日本学術振興会 特別研究員
2011.4-2013.3 産業技術総合研究所 フレキシブルエレクトロニクス研究センター 研究員
2013.4-現在 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 物質系専攻 助教

【研究内容】
1. 有機電界効果トランジスタにおける電荷輸送機構の解明
2. 塗布有機半導体を用いたCMOS論理回路の開発
3. 親水疎水パターン基板上における液滴形状予測

【受賞歴】
・2009 International Conference on Solid State Devices and Materials, Young Researcher Award 受賞 (2009)
・新領域創成科学研究科長賞(博士) 受賞 (2011)
・第31回(2011年秋季)応用物理学会講演奨励賞 受賞 (2012)

 プログラム詳細


【第1部】 高速・微小領域における液体物性計測 –インクジェットと物理-
                          東京大学 教授 酒井 啓司 氏  [13:00~14:30]


【講演趣旨】
 インクジェットをはじめとして、現在マイクロメートルオーダーの大きさの液体を扱うプロセスが盛んに産業へと応用されています。しかしその典型的な時間スケールはマイクロ秒のオーダーであり、プロセスを支配する表面張力や粘性などの基本的な物理量をこの時間領域で計測することはいまだに困難、あるいはほぼ不可能です。講演では微小液滴を生成する物理プロセスや、上記の基本的な物性値の超高速計測法について解説します。さらに空中で微小液滴をハンドリングする新しい技術についても紹介し、インクジェットの将来像を考えます。

【講演項目】
1. 微小液滴生成の物理
 1-1. 微小液滴生成を支配する物理量
 1-2. 表面の微分幾何学
 1-3. 表面粘弾性と表面現象
 1-4. 分子拡散と表面吸着
 1-5. 表面緩和現象
 1-6. 微小液滴と濡れ現象

2. 高速・微小領域の液体物性計測法
 2-1. 液滴吐出・飛翔現象の観察法
 2-2. マイクロ秒分解能表面張力計測
 2-3. 表面張力変化のモデリング
 2-4. 薄膜の粘弾性計測
 2-5. リプロン光散乱とMHz域表面スペクトロスコピー
 2-6. 非平衡系のゆらぎと表面現象

3. インクジェット技術の応用
 3-1. 液滴の空中操作
 3-2. 液滴の空中融合
 3-3. 液滴の安定空中捕獲
 3-4. 複合液滴の作製とその保存
 3-5. 超安定化液滴生成・輸送



【第2部】 親水/疎水パターンにおける液滴形状予測と最近のプリンタブルエレクトロニクスの取り組み
                          東京大学 助教 松井 弘之 氏  [14:45~16:15]


【講演趣旨・説明】
 本講演では、主にプリンタブルエレクトロニクスにおいて重要となる親水/疎水微細パターン基板上へのインク液滴の濡れ広がりを高速かつ高精度に予測するためのシミュレーション技術について紹介します。また、印刷技術がエレクトロニクスに利用されている例として、最近の高移動度有機トランジスタ開発の動向について紹介します。

【講演項目】
1. 背景
 1.1. プリンテッドエレクトロニクス
 1.2. 各種印刷法

2. インク液滴形状のシミュレーション技術と高精度予測
 2.1. 親水/撥水処理パターニング
 2.2. インクの重ね塗り
 2.3. ナビエ・ストークス方程式によるシミュレーションの問題点
 2.4. エネルギー最小化法によるシミュレーションの課題
 2.5. 最急降下法と直接探索法
 2.6. ハイブリッド法
 2.7. 収束性の比較
 2.8. シミュレーション結果の検証
 2.9. 実験結果との比較
 2.10. シミュレーションソフト「HyDro」の紹介

3. エレクトロニクスへの応用
 3.1. 有機トランジスタの最近の進展
 3.2. 塗布有機トランジスタを用いたRFIDタグの試作