S&T出版 / セミナー　11/12　ラジカル重合の基礎からリビングラジカル重合による精密高分子合成の展開まで

ラジカル重合の基礎からリビングラジカル重合による精密高分子合成の展開まで　(11/12セミナー)
セミナー11/12　ラジカル重合の基礎からリビングラジカル重合による精密高分子合成の展開まで

ラジカル重合の基礎からリビングラジカル重合による
精密高分子合成の展開まで

PDFパンフレット(セミナー「ラジカル重合の基礎からリビングラジカル重合による精密高分子合成の展開まで」)

　主　催

S&T出版株式会社

　日　時　・　場　所

日時：2015年11月12日(木) 10:30～16:30
会場：高橋ビルヂング（東宝土地(株)）　3F　会議室　（東京都千代田区神田神保町3-2）
　　　　　　→会場へのアクセス

　受　講　料　（税込）

49,800円　　　Ｅメール案内会員価格　47,300円　　※昼食・資料代を含む

　　＜1名様分の受講料で2名様まで受講できます。＞
　　※2名様ご参加は同一会社・法人からの同時申込に限ります。
　　※2名様ご参加は2名様分の参加申込が必要です。ご連絡なく2名様のご参加はできません。
　　※3名様以上のご参加は、追加1名様あたり10,800円OFFになります。

　　Ｅメール案内登録をしていただいた方には、Ｅメール案内会員価格を適用いたします。

　　→複数名同時申込はこちらの用紙（PDF）をご利用ください。

　講　師

上垣外（かみがいと）　正己　氏　／　名古屋大学　大学院工学研究科　化学・生物工学専攻　教授

【略歴】
1993年　京都大学大学院工学研究科高分子化学専攻博士後期課程修了
1993年　日本学術振興会特別研究員（PD）
1995年　京都大学工学部高分子化学科　助手
1997年　米国スタンフォード大学化学科客員研究員（1年間）
1999年　京都大学大学院工学研究科高分子化学専攻　助教授
2003年　名古屋大学大学院工学研究科応用化学専攻　助教授
2004年　名古屋大学大学院工学研究科化学・生物工学専攻　教授

【受賞歴】
2000年　高分子学会　高分子研究奨励賞
2002年　アメリカ化学会　Arthur K. Doolittle賞
2009年　高分子学会　Wiley賞
2010年　第24回日本IBM科学賞

　趣　旨

　ラジカル重合は工業的に最も広く用いられている重合系のひとつであるが、従来は高分子の精密合成には不向きとされてきた。しかし、近年のリビングラジカル重合の急速な発展により、さまざまな制御構造を有する高分子の合成が可能となり、高機能材料が工業的にも生み出されている。
　本講演では、ラジカル重合の基礎から、リビングラジカル重合の原理、種々のリビングラジカル重合系の特徴、これを用いた精密高分子合成、さらにモノマー連鎖制御や植物由来ビニルモノマーへの最近の展開を紹介する。

　本セミナーで得られる知識

・ラジカル重合およびリビングラジカル重合の基礎知識
・モノマー構造に適したリビングラジカル重合系の設計指針
・リビング重合などの精密重合を用いた高分子の精密合成に関する知識
・精密高分子合成に基づく機能性高分子の設計指針

　プログラム詳細

1.　ラジカル重合の基礎
　1.1　ラジカル重合の素反応
　　1.1.1　開始反応
　　1.1.2　生長反応
　　1.1.3　停止反応
　　1.1.4　連鎖移動反応
　1.2　ラジカル共重合

2.　リビングラジカル重合の基礎
　2.1　リビングラジカル重合の原理
　2.2　種々のリビングラジカル重合
　　2.2.1　ニトロキシドを用いた重合
　　2.2.2　遷移金属触媒を用いた重合
　　2.2.3　チオエステルを用いた重合
　　2.2.4　その他のリビングラジカル重合

3.　機能性高分子に向けた精密高分子合成
　3.1　末端官能性ポリマー
　3.2　ブロックポリマー
　3.3　グラフトポリマー
　3.4　星型ポリマー
　3.5　その他の特殊構造ポリマー

4.　ラジカル重合によるモノマー連鎖制御
　4.1　ラジカル交互共重合
　4.2　ラジカル逐次重合
　4.3　ラジカル連鎖・逐次同時重合
　4.3　リビングカチオン・ラジカル同時重合

5.　植物由来ビニルモノマーへの展開
　5.1　テルペン類モノマーの重合
　5.2　フェニルプロパノイド類モノマーの重合
　5.3　イタコン酸エステル類モノマーの重合