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人工光合成用光触媒の研究開発動向と将来展望 (6/3セミナー)
ST160517 人工光合成用光触媒の研究開発動向と将来展望



受付を終了しました




人工光合成用光触媒の研究開発動向と将来展望



PDFパンフレット(セミナー「人工光合成用光触媒の研究開発動向と将来展望」)



 主 催


S&T出版株式会社

 日 時 ・ 場 所


日時:2016年5月17日(火) 13:00~16:30
会場:高橋ビルヂング(東宝土地(株)) 会議室 (東京都千代田区神田神保町3-2)

      →会場へのアクセス

 受 講 料 (税込)


43,200円   Eメール案内会員価格 41,000円  ※資料代を含む

  <1名様分の受講料で2名様まで受講できます>
  ※2名様ご参加は同一会社・法人からの同時申込に限ります。
  ※2名様ご参加は2名様分の参加申込が必要です。ご連絡なく2名様のご参加はできません。
  ※3名様以上のご参加は、追加1名様あたり10,800円OFFになります。

  Eメール案内登録をしていただいた方には、Eメール案内会員価格を適用いたします。

 講 師


阿部 竜 氏 / 京都大学 大学院工学研究科 物質エネルギー化学専攻 教授

【略歴】
2001年3月 東京工業大学大学院総合理工学研究科物質電子化学専攻博士課程修了 博士(理学)
2001年4月 独立行政法人産業技術総合研究所・博士研究員
2002年4月 独立行政法人産業技術総合研究所・研究員
2005年10月 北海道大学触媒化学研究センター・助教授
2005年12月 北海道大学大学院地球環境科学研究科・助教授(兼担)
2007年4月 北海道大学触媒化学研究センター・准教授 結晶機能化研究クラスター・クラスターリーダー(兼任)
2009年10月 科学技術振興機構さきがけ研究者(兼任)
2011年2月 最先端・次世代研究開発支援プログラム研究者
2012年4月 京都大学大学院工学研究科・教授

【受賞歴】
2003年1月 平成15年度エネルギー学会奨励賞
「色素増感作用を利用したエネルギー蓄積型水素生成」
2003年2月 2003年度太陽エネルギー国際会議最優秀論文賞
「Solar Hydrogen Production -Direct Water Splitting into Hydrogen and Oxygen by New Photocatalysts under Visible Light Irradiation-」
2008年3月 日本化学会進歩賞
「可視光水分解のための新規光触媒反応系の開発に関する研究」

 趣 旨


 我々人類が「持続可能な社会」を構築するためには、再生可能エネルギーの利用が不可欠であり、無尽蔵の太陽光エネルギーを高効率に電気や燃料に変換する「太陽光エネルギー変換」における技術革新が強く望まれています。太陽エネルギーを「水素」などの「化学エネルギー」へと変換する広義の「人工光合成」研究においては、半導体光触媒を用いた水の分解や、金属錯体等による二酸化炭素の還元固定化などにおいて、近年いくつものブレークスルーがなされ、実用化への期待が高まりつつあります。さらに天然の「光合成」の研究においても、長年明らかにされていなかった、酸素生成系マンガンクラスターの精密構造が解析されるなど、画期的な研究成果が報告され、人工光合成実現の1つの大きな足がかりになると期待されています。
 本講座では、半導体光触媒を用いた水の分解による水素製造研究を中心に、人工光合成の基礎から、研究の歴史、最新の研究成果、そして今後の展望まで、分かり易く解説します。

 本セミナーで得られる知識


 光触媒研究の予備知識のみならず、その評価方法や注意点なども解説しますので、これから本分野での研究を開始される予定の方々に、お役に立てるかと思います。

 プログラム詳細


1. はじめに
 1-1 光合成そして人工光合成とは?
 1-2 人工光合成(太陽光エネルギー変換)
  1-2-1 人工光合成研究の歴史
  1-2-2 二酸化炭素の還元固定化
  1-2-3 水の光分解による水素製造

2. 半導体光触媒を用いた太陽光水素製造技術
 2-1 研究背景および歴史
  2-1-1 研究の始まりと歴史
  2-1-2 実用化への課題と解決への取り組み
  2-1-3 光合成研究との関連性
 2-2 半導体光触媒を用いた水分解
  2-2-1 半導体のバンドギャップと光の波長の関係
  2-2-2 半導体のバンドエネルギーと化学反応の関係
  2-2-3 なぜ可視光を用いた水分解が必須かつ困難なのか?

3. 可視光応答型半導体光触媒を用いた可視光水分解
 3-1 植物の光合成を模倣した二段階励起型可視光水分解
  3-1-1 二段階励起型水分解の仕組み
  3-1-2 二段階励起のメリットとデメリット
  3-1-3 ヨウ素酸・ヨウ化物イオンを用いた水分解
  3-1-4 長波長利用のための半導体材料開発と応用
  3-1-5 水素と酸素の分離生成
  3-1-6 他の二段階励起型水分解の研究例
 3-2 バンドエンジニアリングに基づく可視光水分解の実証
  3-2-1 可視光水分解を達成するための材料開発
  3-2-2 酸窒化物系固溶体による可視光水分解
  3-2-3 ドープ型酸化物による可視光水分解
 3-3 各種半導体光電極を用いた可視光水分解
  3-3-1 酸化物半導体の多孔質電極化と水分解への応用
  3-3-2 非酸化物系半導体電極の開発
  3-3-3 酸窒化物系電極を用いた高効率可視光水分解

4. 半導体を用いた水分解の実験方法および評価における注意点

5. 半導体光触媒・電極による水分解の現状・課題・今後の展望

  →複数名同時申込はこちらの用紙(PDF)をご利用ください。