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プラズモニクスの基礎と光デバイス・センサーへの応用 (6/2セミナー)
ST160602 プラズモニクスの基礎と光デバイス・センサーへの応用



終了しました




プラズモニクスの基礎と光デバイス・センサーへの応用



PDFパンフレット(セミナー「プラズモニクスの基礎と光デバイス・センサーへの応用」)



 主 催


S&T出版株式会社

 日 時 ・ 場 所


日時:2016年6月2日(木) 10:30~16:30
会場:高橋ビルヂング(東宝土地(株)) 会議室 (東京都千代田区神田神保町3-2)

      →会場へのアクセス

 受 講 料 (税込)


49,800円   Eメール案内会員価格 47,300円  ※昼食・資料代を含む

  <1名様分の受講料で2名様まで受講できます>
  ※2名様ご参加は同一会社・法人からの同時申込に限ります。
  ※2名様ご参加は2名様分の参加申込が必要です。ご連絡なく2名様のご参加はできません。
  ※3名様以上のご参加は、追加1名様あたり10,800円OFFになります。

  Eメール案内登録をしていただいた方には、Eメール案内会員価格を適用いたします。

  →複数名同時申込はこちらの用紙(PDF)をご利用ください。

 講 師


岡本 晃一 氏 /  九州大学 先導物質化学研究所 准教授

【略歴】
1998年 京都大学大学院博士後期課程修了、博士(理学)。2000年 京都大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー講師(中核的研究機関研究員)。2001年 カリフォルニア工科大学電気工学科博士研究員。2005年 カリフォルニア工科大学物理学科シニア・リサーチ・フェロー。2006年 科学技術振興機構さきがけ研究者。2007年 京都大学電子工学科特命准教授。2011年 九州大学先導物質化学研究所准教授、現在に至る。

【専門】
プラズモニクス,ナノフォトニクス

【受賞】
日本光学会ナノオプティクス研究グループ ナノオプティクス賞(2008年)、京都大学VBL 若手研究助成 優秀賞(2008年)、コニカ画像科学奨励賞(2000年)など

【著書】
「アクティブ・プラズモニクス」 梶川浩太郎、岡本隆之、高原淳一、岡本晃一、コロナ社 2013年、「Advanced Photonic Sciences」 (分担執筆) InTech 2012年、「Nanoscale Photonics and Optoelectronics」(分担執筆) Springer 2010年 など

 趣 旨


プラズモニクスとは、金属界面で光と電子を結合させることにより、斬新・ユニークな光物性・光機能性を創り出す技術です。それによってナノの世界での光の制御・利用を可能にし、様々な新しい光技術をもたらすものとして注目を集めています。例えばセンサー応用においては、高感度化に加えて、超小型化、軽量化、高速化、高集積化を実現することによって、高度情報化社会を支える基盤技術になることが期待されます。また新規光デバイス応用においては、近い将来に蛍光灯に代わり得る高効率固体発光素子や、世界のエネルギー問題に貢献しうる高効率・超薄膜太陽電池への応用が進められています。本セミナーでは、プラズモニクスの基本原理から最新の各種応用研究例まで、シミュレーション動画を交えてわかりやすく解説します。多くの可能性を秘めたプラズモニクスを、本セミナーによって少しでも多くの方々に知っていただき、様々な分野の発展に役立てていただければと願っています。

 本セミナーで得られる知識


・急速に注目を集めている新技術「プラズモニクス」の基礎
・プラズモニクス研究の最新動向、特にセンサー、高効率LED、太陽電池への応用
・簡単で劇的な効果が得られることなど、プラズモニクスの様々な利点
・プラズモニクスを利用して、各種光デバイスの効率を改善する方法
・ナノ構造によってプラズモニクスを制御・利用する方法
・プラズモニクスの挙動を計算シミュレーションで解析・評価する方法
・プラズモニクスの幅広い分野への応用可能性と将来展望

 プログラム詳細


1. フォトニクスの基礎
 1.1 光技術・光デバイスの現状と問題
 1.2 幾何光学と波動光学(電磁光学)
 1.3 光をどこまで絞れるか ―回折限界―
 1.4 光の回折限界を超える近接場光学
 1.5 ナノフォトニクス

2. 伝搬型表面プラズモンポラリトン(SPP)
 2.1 誘電体と金属の光学応答
 2.2 表面プラズモンと表面プラズモンポラリトン
 2.3 バルクプラズモンと表面プラズモン
 2.4 伝搬型表面プラズモンポラリトンの分散
 2.5 SPPの伝搬距離としみ込み深さ

3. 局在型表面プラズモン(LSP)
 3.1 伝搬型SPPと局在型表面プラズモン(LSP)
 3.2 金属ナノ微粒子のサイズによる共鳴変化
 3.3 銀ナノ微粒子アレイ構造の共鳴スペクトル
 3.4 量子プラズモニクス 極微小金属ナノ微粒子
 3.5 金属微粒子2次元ナノシート構造の利用

4. 新しい光学応用 ―プラズモニクス―
 4.1 プラズモニクスの定義と命名
 4.2 プラズモン導波路
 4.3 表面プラズモンの長距離伝搬モード
 4.4 プラズモニック・バンドギャップ
 4.5 透過光の異常増強
 4.6 プラズモニクスの未来応用

5. 高感度センサーへの応用
 5.1 表面プラズモン共鳴(SPR)分光
 5.2 SPRイメージング
 5.3 表面増強ラマン分光(SERS)
 5.4 チップエンハンス近接場ラマン顕微鏡
 5.5 2次元ナノシートを用いた高感度イメージング
 5.6 ダークモード、ファノ共鳴の利用
 5.7 非線形プラズモニクスによるセンシング

6. 高効率発光素子への応用
 6.1 固体発光素子の発展と問題
 6.2 青色LED材料のさらなる高効率化
 6.3 高効率発光のメカニズムとSP結合の寄与
 6.4 発光増強の温度依存性と内部量子効率
 6.5 SPPの発生・光取り出しのシミュレーション
 6.6 電流注入によるプラズモニックLEDの開発
 6.7 有機ELの高効率化への応用
 6.8 シリコンナノフォトニクスへの応用

7. 高効率太陽電池への応用
 7.1 プラズモニック太陽電池の原理と報告例
 7.2 ペロブスカイト型太陽電池への応用
 7.3 プラズモン誘起電荷分離
 7.4 プラズモニクスの光触媒応用
 7.5 ブロードバンド・プラズモニクス

8. その他のプラズモニクス応用
 8.1 グラフェン・プラズモニクス
 8.2 メタマテリアルとテラヘルツへの応用
 8.3 プラズモンレーザー
 8.4 表面プラズモンのダイナミクス観測
 8.5 プラズモニクスの将来展望 ―近い将来・未来応用―