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ナノ繊維コンポジット材料の作製と実用化および応用展開 (6/3セミナー)
ST160603 ナノ繊維コンポジット材料の作製と実用化および応用展開



終了しました




ナノ繊維コンポジット材料の作製と
実用化および応用展開





PDFパンフレット(セミナー「ナノ繊維コンポジット材料の作製と実用化および応用展開」)



 主 催


S&T出版株式会社

 日 時 ・ 場 所


日時:2016年6月3日(金) 13:00~16:30
会場:高橋ビルヂング(東宝土地(株)) 会議室 (東京都千代田区神田神保町3-2)

      →会場へのアクセス

 受 講 料 (税込)


43,200円   Eメール案内会員価格 41,000円  ※資料代を含む

  <1名様分の受講料で2名様まで受講できます>
  ※2名様ご参加は同一会社・法人からの同時申込に限ります。
  ※2名様ご参加は2名様分の参加申込が必要です。ご連絡なく2名様のご参加はできません。
  ※3名様以上のご参加は、追加1名様あたり10,800円OFFになります。

  Eメール案内登録をしていただいた方には、Eメール案内会員価格を適用いたします。

  →複数名同時申込はこちらの用紙(PDF)をご利用ください。

 講 師


野口 徹 氏 / 信州大学 先鋭領域融合研究群 カーボン科学研究所 応用材料工学研究部門 特任教授

【略歴】
1977年東北大学工学部卒業
1984年神戸大学大学院自然科学研究科物質科学専攻修了
三ツ星ベルト(株)を経て、
2002年より日信工業(株)開発本部に勤務。
2009年より信州大学特任教授を兼務

【研究歴】(最近10年の競争的資金による)
NEDOプロジェクト3回・経済産業省プロジェクト4回・JOGMECプロジェクト1回・JSTプロジェクト1回

【現在実施中のプロジェクト】
平成26年度~平成28年度 界面化学制御によるCNT複合材料のイノベーションと実用化(NEDO)
平成26年度~平成28年度 農林水産省・異分野融合共同研究
平成27年度~平成29年度 農林水産業・農食研究事業 ※CNFエラストマー複合材料商品化
平成27年度~平成29年度 埼玉県産学連携共同研究プロジェクト ※CNT樹脂複合材料の実用化
平成25年度~平成33年度 革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM・文部科学省)
※アクアイノベーション拠点・RO膜のイノベーション

 趣 旨


 ナノ繊維の代表としてカーボンナノチューブ(CNT)とセルロースナノファイバー(CNF)を取り上げ、これらをフィラーとしたナノコンポジットの調整と特性を解説します。試料作成上、不可欠な解繊法、弾性混練法を説明し、実用化への道筋を示します。これらナノコンポジットの高性能化、高機能の発現の原因となるセルレーション現象について詳述し、ナノサイズ効果による飛躍的な特性向上を解説します。

 プログラム詳細


1. 自動車部品におけるナノカーボンテクノロジーの応用
 1.1 自動車の環境負荷低減と安全性向上
 1.2 自動車用ブレーキシステムのナノテクノロジー

2. アルミニウムと鉄と樹脂
 2.1 車体重量に占める材料比率
 2.2 3大材料の特徴
 2.3 軽量化への道筋

3. カーボンナノチューブ(CNT)とは何か
 3.1 CNTの性状と構造
 3.2 CNTの性質

4. CNT複合材料の難しさ
 4.1 CNT凝集体、バンドルの性状
 4.2 CNTと他のマトリックスとの濡れ
 4.3 従来のCNT複合材料の開発経緯と特性、構造、課題

5. 弾性混練法とCNTの解繊と分散
 5.1 まず解繊
 5.2 高分子の弾性と粘性
 5.3 弾性混練法

6. CNT・セルレーションの発見
 6.1 新たな臨界現象の発見
 6.2 充てん率と弾性率・熱膨張・熱劣化
 6.3 溶剤吸収と膨潤
 6.4 連続立体構造と動的粘弾性

7. セルレーションの検証とナノサイズ効果
 7.1 TEM・3D-TEM観察による立体構造
 7.2 AFMマッピングによる界面構造と連続立体構造
 7.3 パルスNMRによるマトリックスの分子運動性解析

8. エキゾチック・ナノカーボンの応用
 8.1 耐熱性と物理的強さの両立
 8.2 化学的強さと物理的強さの両立

9. CNT・セルレーションによるエラストマー複合材料の開発と商品化
 9.1 石油・天然ガス資源探査・採取用シール材の開発
 9.2 シール材の耐熱性・耐久性の飛躍的向上の原因
 9.3 バルブ用シール材の開発
 9.4 化学的強さと物理的強さの大幅向上の原因
 9.5 自動車部品の開発
 9.6 その他の応用商品開発

10. CNT樹脂複合材料の応用と商品化
 10.1 樹脂弾性混練法
 10.2 樹脂商品開発

11. CNT応用商品開発の将来と課題
 11.1 従来の複合材料との比較とセルレーション技術の将来
 11.2 CNT類の価格と安全性

12. セルロースナノファイバー(CNF)とは何か
 12.1 これまでのCNFとTEMPO酸化CNF
 12.2 ナノアグリコンソーシアム

13. CNFエラストマー複合材料の調整
 13.1 二段階弾性混練法によるナノコンポジットの作成
 13.2 CNF複合材料の基本的特性
 13.3 CNF複合材料の耐久性
 13.4 CNFとCNT

14. 各種のセルロース
 14.1 セルロース種類と特性の比較
 14.2 セルロース種類と構造の違い

15. CNFセルレーションは可能か
 15.1 応力―ひずみ曲線とセルレーション
 15.2 線膨張係数とセルレーション
 15.3 モルフォロジーとセルレーション

16. CNF複合材料の応用展開
 16.1 エラストマー系への応用
 16.2 硬質樹脂系への応用