ＣＭＣセミナーのご案内 ニューエネルギーシリーズ（第３回）
"シェールガス化学"の創出と展望
採掘・精製・輸送・貯蔵の課題／化学品の生産の展望／採用薬剤の条件と課題
米国では、シェールガスの採掘により天然ガス価格は2007年の25%になり、自動車が、シェールガスに転換すれば石油の輸入が必要なくなり、電力分野も、コスト面で石炭火力からガス火力への転換が進み、石炭火力の30%がシェールガスに転換するといわれる。
さらに、石油化学の分野でも、安価なシェールガスを出発原料とする新しい化学プラントの体系が模索されている。1960年代に石炭化学から石油化学に大転換を図ったように、石油化学から"天然ガス化学"、"シェールガス化学"が始まろうとしている。
同時に、シェールガスの採掘にはさまざまな化学物質が使われるが、PGA、PLA、PBSなどの生分解性樹脂が、目止め材や支持材などで需要を伸ばしている。今回、講演していただく㈱クレハのPGAは、採掘に求められる物性に適合し、生分解性であることが評価され採用が広がっている。
今回のセミナーでは、シェールガスを出発原料とした新しい化学プラント体系の模索、化学会社の化学品製造プロセスおよび事業戦略へ与えるインパクト、掘削に使用される化学品の動向などに焦点を当て、第一線でご活躍中の方々にご講演いただく。
共催：(株)シーエムシー出版／(有)シーエムシー･リサーチ
協賛：(株)ＩＨテクノロジー
このセミナーは終了いたしました
関連書籍「新しいプロピレン製造プロセス」
-シェールガス・天然ガス革命への対応技術- はこちら
日時・場所
日時：2013年2月20日（水） 13:00～17:00
会場：中央大学駿河台記念館 2F 280会議室 （〒101-8324東京都千代田区神田駿河台3-11-5）
受講料
29,400円（税込） ＊資料代含む
プログラム詳細
13:00～14:00
１．シェールガスの開発と応用
講 師 愛媛大学客員教授 幾島賢治 氏
１．シェールガスの開発状況 ①米国 年率48％増 ②カナダ 未発見2兆m3
２．シェールガスの燃料用途 ①火力発電自然エネルギー ②CNG自動車 ③燃料電池
３．シェールガスの原料用途 ①C1合成 ②DME（ジメチルエーテル）合成
③GTL ガス to リキッド ④MTO メタノール to オレフィン
14:00～15:30
２． シェールガスを原料とした石油品生産
講 師 Hy ChemTechno所長（元Total Trading International 技術顧問） 八木 宏 氏
１．石油化学原料のコスト競争力の構造を変えるシェールガス
２．シェールガスの利用が国内外の石油化学の生産・販売戦略に与える影響
３．シェールガス利用の動向・事例
15:30～17:00
３． シェールガス掘削用途で注目される生分解性樹脂
講 師 株式会社クレハ PGA部 鈴木賢一 氏
１．シェールガス掘削に使用される薬剤
２．生分解性樹脂の種類とポリグリコール酸（PGA）樹脂「Kuredux」の特徴
３．PGAのシェールガス掘削用途への適用
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