HEMSの社会的役割と付加価値サービスの創出(D130516)
HEMSの社会的役割と付加価値サービスの創出
~デマンドレスポンスとサービスは両立できるか?~
主催 株式会社 新社会システム総合研究所
日時・場所
日時:2013年5月16日(木) 14:00~17:00
会場:SSKセミナールーム 東京都港区西新橋2-6-2 友泉西新橋ビル4F
→会場へのアクセス
受講料
31,500円(税込) 同一団体より複数ご参加の場合、2人目以降 21,000円(税込)
講師
I. 東京電力(株) グループ事業部 部長 馬場 博幸 氏
II. 早稲田大学 先進グリッド技術研究所 招聘研究員 広橋 亘 氏
プログラム詳細
I. 魅力あるHEMSアプリケーション創出に向けて 馬場 博幸 氏 【14:00~15:00】
近い将来、スマートコミュニティーの重要な"細胞"の一つであるスマートハウスには、スマートメーターとHEMSがセットで設備されることが普通となると想定される。これらには、個人・家庭需要におけるデマンドレスポンス等の需要能動化のキープレーヤーとして大きな期待が寄せられている一方、普及の鍵となる付加価値サービスの出現には未だ決め手を欠く状態が続いている。
HEMSの付加価値サービスは、多くの事業者による協業が必須と想定されることを踏まえ、大手家電メーカー等10社で組織するHEMSアライアンスは、東京大学生産技術研究所との産学連携プロジェクトとして、「HEMS道場」をスタートさせた。(http://www.hems-dojo.com/guide.html)
本講演では、多くの事業者が集い、付加価値サービスに関するアイデアやインフラなどを持ち寄って"互いに切磋琢磨"する場である「HEMS道場」の概要等について解説する。
1.HEMSアプリケーションにおけるCSRとQoL
2.HEMS普及と機能発揮に関する仮説
3.東京大学/HEMSアライアンス産学連携プロジェクト「HEMS道場」の概要
-アイデアジェネレーター
-東京大学生産技術研究所「COMMAハウス」
4.サードパーティ製アプリケーションへの期待
II.早稲田大学EMS新宿実証センターの取組みと課題 広橋 亘 氏 【15:10~16:40】
電力需給構造の変化に伴いデマンドレスポンスのスキーム構築が急がれる一方で、デマンドレスポンスがHEMSにおけるキラーアプリケーションとなり得るか注目されている。日本版デマンドレスポンスの標準的な枠組みを試行するEMS新宿実証センターの取組みを紹介するとともに、本実証を通じて体感するHEMSの理想(未来像)と現実(課題)を挙げ、克服への糸口を模索する。
1.デマンドレスポンス台頭の背景
(1)デマンドレスポンスとは?
(2)電力需給構造の変化
(3)デマンドレスポンスの社会的意義
(4)HEMSによる自動制御の必要性
2.EMS新宿実証センターの取組み
(1)実証プラットフォームの構築
(2)マルチベンダー環境にてDRスキームを試行
(3)HEMS・宅内機器のDR基本機能を提言
(4)ECHONET Liteの骨太化
3.HEMSの未来像
(1)付加価値サービスのプラットフォーム
(2)DRを含むサービスの動的配備
4.HEMSが直面する課題
(1)複数通信規格の融合
(2)住人ニーズの多様性
(3)自律分散ドメインとの協調
(4)デバイスリソースの衝突
(5)アプリケーションプラットフォーム
W-PFの開発