粉体技術入門 ~技術者が教える基礎からトラブル対処まで~(セミナー6/19)
粉体技術入門
~技術者が教える基礎からトラブル対処まで~
主催 (株)R&D支援センター
申込用紙はこちら・パンフレットPDF (セミナー「粉体技術入門 ~技術者が教える基礎からトラブル対処まで~」)
日 時 ・ 場 所
日時:2015年6月19日(金) 10:30~16:30
会場:江東区産業会館 第1会議室 東京都江東区東陽4-5-18
→会場へのアクセス
受 講 料
非会員:49,980円(税込)
会 員:47,250円(税込)
学校関係者:10,800円(税込)
※昼食・資料付
※会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
※学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
お申込はこちらのパンフレットをダウンロードしてFAXでお申込みください。
PDF (セミナー「粉体技術入門 ~技術者が教える基礎からトラブル対処まで~」)
定員:30名
※ 現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
講 師
小波 盛佳 氏 / フルード工業(株) 執行役員 研究開発室長 工学博士 技術士(機械)
受講対象・レベル
初めて粉体を扱う人でも粉体技術全体が概観でき、粉体の取り扱いとトラブル対策の基本的な知識が身につきます。
趣 旨
粉体を取り扱うには経験が必要だと言われますが、誰でも最初は未経験者です。しかし、粉体の特性をよく知り、取り扱うコツをつかめばトラブルは格段に減ります。まず、粉を扱う基本的注意事項を説明し、粉体物性を述べた後、粉砕、分級、混合、偏析、貯槽、供給・計量、輸送について解説します。最後にトラブルの分析を行い、トラブル例を取り上げて対策を考えます。
プログラム
1. 粉体の取り扱いのコツ
1-1 粉体とは(粉体の分類/粉体と粒体の境界/粉体の効用)
1-2 粉体と液体の取り扱いの違い
1-3 粉体を扱う上での落とし穴
1-4 面倒な扱いをなくすために
2. 粉体の物性と測定方法
2-1 粒子径(幾何学的代表径/※平均することの意味/ふるい径/沈降径/空気力学径/比表面積径)
2-2 粒子径分布(頻度分布/積算分布/質量分布と個数分布/粒子径測定法)
2-3 粒子密度(真密度/見掛け密度/かさ密度/空間率)
2-4 粒子の形状(球形度/円形度)
2-5 粉体層のせん断特性(内部摩擦、壁摩擦)
3. 粉砕
3-1 粉砕の効果
3-2 粉砕の機構(圧縮/衝撃/剪断/摩擦)
3-3 粉砕のエネルギ
3-4 閉回路粉砕
3-5 さまざまな粉砕機
4. 分級
4-1 部分分級効率
部分回収率曲線/歩留まり率/回収率/残留率/除去率
4-2 総合分級効率
ニュートン効率/有効率/分離粒子径
4-3 ふるい分け(注意点など)
4-4 流体による分級
4-5 さまざまな分級機
5. 混合
5-1 混合とは
5-2 完全混合状態の意味
5-3 混合をどこまでやればよいか?
5-4 混合度の判定(直接判定、間接判定)
5-5 混合比、混合能力、混合速度
5-6 バッチ混合と連続混合
5-7 混合装置の選定
5-8 混合操作・混合装置のトラブル(所要動力、起動時動力、混合不良、ダマ)
6. 偏析
6-1 偏析を生じる物性
6-2 偏析を起こさせる運動と力
6-3 実際の粉粒体の取り扱いにおける偏析現象
6-4 偏析の防止対策とその手順
6-5 偏析対策検討の実施例
7. 貯槽
7-1 貯槽とは何か?
7-2 粉体貯槽の選定
7-3 粉体貯槽のロス容量計算と実際の容量
7-4 貯槽のトラブル実例と対策(貯槽の閉塞、摩耗、フラッシングなど)
8. 供給と計量
8-1 供給装置の基本構成と機能
8-2 供給機の課題定量性、可変制御性、シール性、無害性など
8-3 供給装置の種類と選定
8-4 粉体の計量と精度
8-5 供給装置のトラブル
9. 輸送
9-1 粉体の輸送(各種輸送の比較)
9-2 空気輸送方式の概要と選定
9-3 機械式輸送の概要と選定
10. 粉体プロセスのトラブル
10-1 トラブルに対する心構え
10-2 トラブルが発生する工程とトラブルの内容
10-3 トラブルの分類と具体的な事象例
【質疑応答・名刺交換】