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R160525-4 研究開発部門に求められるマーケティングの知識と活動


R&D部門が担うべきマーケティング機能・役割とそれらを実現・実行するための知識および活動について解説!



終了しました




研究開発部門に求められる
マーケティングの知識と活動




主催 (株)R&D支援センター


申込用紙はこちら・パンフレットPDF (セミナー「研究開発部門に求められるマーケティングの知識と活動」)



 日 時 ・ 場 所


日時:2016年5月25日(水) 10:30~16:30
会場:江東区産業会館 第1会議室 東京都江東区東陽4-5-18

    →会場へのアクセス

 受 講 料


非会員:49,980円(税込)
会  員:47,250円(税込)
学校関係者:10,800円(税込)


※昼食・資料付

 ※会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
  ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
  ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
 ※学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。


お申込はこちらのパンフレットをダウンロードしてFAXでお申込みください。
PDF (セミナー「研究開発部門に求められるマーケティングの知識と活動」)


 定員:30名
  ※ 現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。

 講 師


浪江 一公 氏 / ベクター・コンサルティング(株) 代表取締役社長

              日本工業大学 大学院技術経営研究科(MOT) 教授

【ご専門】
テクノロジーマネジメント、マーケティング、事業戦略

【ご略歴】
1979年3月 北海道大学 工学部 機械工学第二学科 卒業
1989年6月 米国コーネル大学 経営学大学院(MBA) 卒業
1989年7月 アーサー・D・リトル'ジャパン)(株) 入社
2000年9月 (株)フュージョンアンドイノベーション 入社
2009年1月 ベクター・コンサルティング(株) 設立 代表取締役
2013年4月 日本工業大学大学院技術経営研究科教授(兼任) 就任

 趣 旨


 今日本企業は、先進国企業を徹底して研究し、それに加え極めて戦略的かつ積極的・大胆な展開をする新興国企業の追撃を受けており、この傾向は今後も益々強くなることは明らかです。  このような環境の中で、今後日本企業が成長し存続し続けるためには、継続的に革新的な製品を創出する能力を身につけることが極めて重要であることは、議論を待ちません。革新的な製品とは、大きな『顧客』価値を創出する製品であると定義することができます。この大きな『顧客』価値を創出する上で、研究開発部門は大きな責務を負っています。しかし、現状の研究開発部門は心理的にも、経営プロセス・組織的にも顧客や市場から遠いところに位置しており、『顧客』価値を創出するには大きな問題を抱えています。
 この問題を解決する方法が、研究開発部門をマーケティング志向に変えることです。今やマーケティングは、研究開発部門が備えておかなければならないというレベルの能力ではなく、『企業存続のための必須』の能力です。
 本セミナーにおいては、研究開発部門が担わなければならないマーケティング機能・役割とそれらを実現・実行するための知識および活動について包括的かつ具体的に議論をします。特にマーケティングの重要概念が研究開発活動においてなぜ必要で、具体的にどこで必要となるかについて、明確に理解いただくことを重要視します。

 プログラム


1. はじめに
 1-1 「研究所は人間の気持ちを研究するところであって、技術を研究するところではない」(本田宗一郎)
 1-2 日立の「顧客起点型」研究開発

2. 研究開発部門が置かれている環境
 2-1 21世紀の日本の産業界の現実
 2-2 日本企業が行く道
  2-2-1 新興国企業の追撃とその対象
  2-2-2 新興国企業の弱点(スマホ、太陽電池等の産業の例)
  2-2-3 日本企業が行く道:革新的製品・技術の追求

3. 研究開発部門のあるべき姿
 3-1 これまでの研究開発部門
  3-1-1 中央研究所時代
  3-1-2 第3世代のR&D
  3-1-3 過度の既存顧客中心(エレクトロニクスメーカーの例)
 3-2 あるべき研究開発部門の姿
  3-2-1 市場の現実:捉えどころのない「竜」
  3-2-2 市場をベースとした創発研究開発

4. 研究開発部門の課題とマーケティングの関係
 4-1 研究開発部門の課題(その1):テーマ創出力の弱さ
  4-1-1 Garbage in, garbage out
  4-1-2 「How」と「What」の混同
 4-2 研究開発部門の課題(その2):事業推進力が不在
  4-2-1 既存事業に向けた研究開発と新規事業に向けた研究開発の大きな相違
 4-3 研究開発部門の2つの課題とマーケティングの関係

5. 研究者・技術者が押さえておくべきマーケティングの重要概念
 5-1 顧客提供価値:ドリルメーカーは何を売っているか?
 5-2 マーケティングミックス:4P(Product、Price、Place、Promotion)
 5-3 3C(Customers、Competition、Company):3Cが収益を決める
 5-4 顧客 vs. 市場:イノベーションのジレンマ(ワイヤー式建機と油圧式建機)
 5-5 4つの顧客層
 5-6 顕在ニーズ vs. 潜在ニーズ(キーエンス)
 5-7 ものづくり vs. 価値づくり
 5-8 STP(Segmentation、Targeting、Positioning)
     ターゲティングの失敗:シャープの例
 5-9 5フォーシーズ:なぜPC業界は低利益率なのか?
     ソニーのVAIO事業の売却の例
 5-10 市場知識と技術知識のスパーク

6. 良いテーマの創出力強化のために
 6-1 良いテーマとは(「5.研究者・技術者が押さえておくべきマーケティングの重要概念」に基づき)
  6-1-1 良いテーマの10の要件
  6-1-2 良いテーマの10の要件追求上の大きな課題と対処法:ステージゲート法
 6-2 良いテーマの創出法
  6-2-1 良いテーマのアイデア創出の2つの原料:スパークのために
       シュンペーター「イノベーションとは新結合」
  6-2-2 市場・顧客を理解する3軸:TADと各軸に沿った市場理解の活動
       ・時間軸(Time)(島津製作所、シマノ等の例)
       ・分野軸(Area)(テトラパック、ワコール等の例)
       ・深度軸(Depth)(キーエンス、ディスコ、3M等の例)

7. 事業推進力の強化のために
 7-1 事業推進力の強化に向けての5つの活動
 7-2 研究者・技術者であり事業推進者という意識を持ちそして行動する
 7-3 早期から最終的なビジネスモデルの構想を持つ
 7-4 自社やグループ企業の力を最大限に活用する(三菱ケミカル)
 7-5 外部の能力を活用する(富士フイルム)
 7-6 事業化推進のための仮説・検証サイクルを迅速に回す

8. 最後に

【質疑応答・名刺交換】