R160617 熱分析入門
熱分析入門
~DSC/TGA/TMAによる高分子熱分析のポイントからトラブルシューティングまで~
主催 (株)R&D支援センター
日 時 ・ 場 所
日時:2016年6月17日(金) 10:00~16:00
会場:商工情報センター(カメリアプラザ)9F 会議室 東京都江東区亀戸2-19-1
→会場へのアクセス
受 講 料
非会員:49,980円(税込)
会 員:47,250円(税込)
学校関係者:10,800円(税込)
※昼食・資料付
※会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
※学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
定員:30名
講 師
大久保 信明 氏 / (株)日立ハイテクサイエンス 分析応用技術部 主任
趣 旨
熱分析を行ううえで分析の目的に対して的確な情報を得るためには、熱分析の原理や性質を正しく理解し、適切な測定条件で分析するとともに、得られたデータを適確に解釈することが肝要です。
本講では初心者の方々を対象に、熱分析の原理から測定条件の考え方・決め方、測定チャートの見方の基本、装置のメンテナンスまで、熱分析に関する基本的な知識および実践の場で役立つノウハウを平易に解説します。
本セミナーで得られる知識
熱分析の原理.測定条件の決め方・考え方、チャートの見方、熱分析装置の保守管理
プログラム
1. 熱分析とは
1-1. 熱分析の定義
1-2. 熱分析の種類
1-3. 熱分析データの概念
2. 示差熱分析(DTA)および示差走査熱量測定(DSC)の原理と応用
2-1. DTAの原理
2-2. DSCの原理
2-3. DTAおよびDSCの測定・解析
2-3-1. 測定条件の決め方とサンプリング・操作上の注意点
2-3-2. 測定チャートの解析の基本
2-3-3. 分析結果に及ぼす測定条件の影響
2-4. DTAおよびDSCの応用
2-4-1. 融解
2-4-2. ガラス転移
2-4-3. 結晶化
2-4-4. 熱硬化性樹脂の硬化反応
2-4-5. 熱履歴
2-4-6. 比熱容量測定
2-4-7. 酸化誘導測定
3. 熱重量測定(TG)の原理と応用
3-1. TGの原理
3-2. TGの測定・解析
3-2-1. 測定条件の決め方とサンプリング・操作上の注意点
3-2-2. 測定チャートの解析の基本
3-2-3. 分析結果に及ぼす測定条件の影響
3-3. TGの応用
3-3-1. 分解
3-3-2. ゴム中の添加カーボンブラックの定量
3-3-3. 反応速度論解析
4. 熱機械分析(TMA)の原理と応用
4-1. TMAの原理
4-2. TMAの測定・解析
4-2-1. 測定条件の決め方とサンプリング・操作上の注意点
4-2-2. 測定チャートの解析の基本
4-2-3. 分析結果に及ぼす測定条件の影響
4-3. TMAの応用
4-3-1. 熱膨張率
4-3-2. ガラス転移
4-3-3. 軟化点
4-3-4. 熱膨張・熱収縮の異方性
5. 熱分析装置の保守管理
5-1. 装置校正(キャリブレーション)
5-1-1. 装置校正と装置チェック
5-1-2. 装置校正用標準物質
5-1-3. 熱分析装置のトレーサビリティー
5-2. トラブルシューティング
5-2-1. DTA・DSCにおける異常データの原因と解決法
5-2-2. TGにおける異常データの原因と解決法
5-2-3. TMAにおける異常データの原因と解決法
6. 新しい熱分析法
6-1. 試料観察熱分析
6-2. 湿度制御熱分析
6-3. 温度変調DSC法
6-4. 発生気体分析(EGA)
【質疑応答】