R160831-2 プラスチック成形品の破損解析とその対策
プラスチックの破壊・変形のメカニズムや原因究明の方法とその対策について解説!
なにが原因で壊れ、どのような対策をすれば良いのか!トラブル事例を交え、設計・開発に活かす!
プラスチック成形品の破損解析とその対策
主催 (株)R&D支援センター
申込用紙はこちら・パンフレットPDF (セミナー「プラスチック成形品の破損解析とその対策」)
日 時 ・ 場 所
日時:2016年8月31日(水) 12:30~16:30
会場:江東区産業会館 第1会議室 東京都江東区東陽4-5-18
→会場へのアクセス
受 講 料
非会員:49,980円(税込)
会 員:47,250円(税込)
学校関係者:10,800円(税込)
※資料付
※会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
※学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
お申込はこちらのパンフレットをダウンロードしてFAXでお申込みください。
PDF (セミナー「プラスチック成形品の破損解析とその対策」)
定員:30名
※ 現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
講 師
水谷 潔 氏 / (公財)東大阪市産業創造勤労者支援機構 技術コーディネーター
【ご活躍】
・(地独)大阪府立産業技術総合研究所 理事(技術)(~H26.3)
・東大阪市立産業技術支援センター 所長(~H28.3)
・(一社)プラスチック成形加工学会 評議員
・(一社)日本接着学会 評議員
趣 旨
わずか数円のプラスチック部品の予期せぬ破壊・変形が、高価な機器類の故障や大きな事故につながる事例が増えてきています。これはプラスチックが生活用品から機械部品、電気・電子部品へと用途の多様化が進んでいるなかで、高分子材料およびその成形品の機械的・熱的特性への理解が進んでいないことが要因と考えられます。
より信頼性の高い製品を開発するためには、多様な成形品の破損原因を究明し、設計や成形加工条件にフィードバックしていくことが重要となります。
本講では、まずはプラスチック材料の破壊メカニズムと、成形品のトラブル事例を学び、「なぜ壊れたのか」を製品開発に生かすための基盤的な考え方を解説します。
受講対象・レベル
プラスチック部品・製品の開発や品質管理業務にたずさわっている技術者。
プラスチックの社内プロを目指す方。
受講に必要な知識
一般的な化学、物理に関する知識がある方なら大丈夫です。
本セミナーで得られる知識
プラスチック材料の選択、設計・デザイン、品質管理、成形加工技術に関する基本的な知識が習得できます。
プログラム
1. プラスチックの強度と破壊
1-1. プラスチックの破損挙動
(1) クレイズとクラックとせん断降伏
(2) ぜい性破壊と延性破壊
(3) 静的な強度と疲労強度
1-2. 分子量と破壊
1-3. 温度・ひずみ速度と破壊
1-4. 環境物質と破壊(溶剤クラック)
2. プラスチック成形品の脆性破壊とその対策
2-1. 「材料」の選択ミスが原因の破壊
2-2. 「環境」が主要因の破壊
(1) 低温ぜい化
(2) 溶剤クラック
(3) 表面ぜい化(表面劣化)
(4) 構造ぜい化(高次構造変化)
2-3. 「成形」が主要因の破壊
(1) 残留応力(冷却、配向)
(2) 熱劣化(可塑化劣化)
2-4. 「形状」が主要因の破壊
3. 破損解析
3-1. 破損解析の手順とチェックリスト
3-2. フラクトグラフィー
3-3. 残留応力の測定
【質疑応答・名刺交換】