7/10セミナー 次世代自動車電磁波シールドめっき（ST130710）
次世代自動車とプラスチックの
電磁波シールドめっきの課題
PDFパンフレット(セミナー「次世代自動車とプラスチックの電磁波シールドめっきの課題」)
プラスチックの電磁波シールドめっきが最初に採用されたのは軍用ガスケットである。1985年にIBMがパソコンに採用して以降、プラスチックにもっとも高いシールド効果を与える表面処理工法として使われてきた。
自動車の電子化が1990年代に始まり、ハイブリッド車や電気自動車の登場とともに自動車の軽量化が強く求められている、3mmのアルミ板に匹敵するシールド効果がある無電解めっきによる電磁波シールド工法はOAとは異なった厳しい品質が要求される。また、使われるプラスチックも芳香族ナイロンー液晶ポリマーから、PP複合材までさまざまである。これらの課題について述べてみたい。
日時・場所
日時： 2013年7月10日（水） 12:30～16:30
会場： 連合会館 5階 502（東京都千代田区神田駿河台3-2-11）
→会場へのアクセス
受講料
42,000円（税込） STbook会員価格 39,900円（税込） ＊資料代を含む
講師
塚田 憲一 氏
星和電機（株） 顧問 塚田理研工業（株） 顧問
プログラム詳細
1 電磁波シールドめっきの歴史と新しい用途
1-1 コンピューター機器と電磁波シールドめっき
1-2 自動車の電子制御と電磁波シールドめっき
1-3 次世代自動車と電磁波シールドめっきと技術的な課題
2 無電解めっきのシールド効果の測定
2-1 電磁波の概念と近傍界と遠方界
2-2 電磁波シールド効果の理論
2-3 電磁波シールド効果の測定
2-4 電磁波シールドめっきの規格とシールド効果
3 無電解めっきのシールド工法の特長と留意点
3-1 きわめて高いシールド効果と他工法との比較
3-2 複雑な形状でも均一にできる無電解めっき
3-3 高い生産性
4 電磁波シールドめっきの製造工程
4-1 電磁波シールドめっき製造プロセス
4-2 電磁波シールドめっきの多様性
4-3 高い生産性と限られた製造メーカー
4-4 製造方法の変化の可能性
5 電磁波シールドめっきとプラスチック
5-1 めっきされるプラスチックの種類
5-2 コネクターに使用されているプラスチック
5-3 フレーム、シャーシー等内部部品の用途
5-4 ケース、ハウジングに使われル用途
5-5 電磁波シールドめっきをするプラスチックの成形と金型
6 電磁波シールドめっき製品設計の留意点
6-1 樹脂の特性を生かすスナップジョイント
6-2 シャープエッジを避けアールを取る設計
6-3 エア、ポケットを避ける設計とスリット
6-4 電磁波シールドめっきの絶縁マスキング
7 電磁波シールドめっきの品質の確認
7-1 めっきの膜厚と抵抗の測定
7-2 密着の確認
8 自動車に使われる電磁波シールドめっきの品質について
8-1 長期の熱サイクル試験による評価
8-2 電磁波シールドめっきの耐食性
8-3 電磁波シールドめっき上の塗装
9 電磁波シールドめっきと環境
10 乾式の電磁波シールドめっきの可能性とシールドめっきの今後
