セミナー12/10 めっき皮膜の分析・密着性向上技術
めっき皮膜の分析・密着性向上技術
PDFパンフレット(セミナー「めっき皮膜の分析・密着性向上技術」)
主 催
S&T出版株式会社
日 時 ・ 場 所
日時：2015年12月10日(木) 10:30～16:30
会場：高橋ビルヂング（東宝土地(株)） 3F 会議室 （東京都千代田区神田神保町3-2）
→会場へのアクセス
受 講 料 （税込）
49,800円 Ｅメール案内会員価格 47,300円 ※昼食・資料代を含む
＜1名様分の受講料で2名様まで受講できます。＞
※2名様ご参加は同一会社・法人からの同時申込に限ります。
※2名様ご参加は2名様分の参加申込が必要です。ご連絡なく2名様のご参加はできません。
※3名様以上のご参加は、追加1名様あたり10,800円OFFになります。
Ｅメール案内登録をしていただいた方には、Ｅメール案内会員価格を適用いたします。
→複数名同時申込はこちらの用紙（PDF）をご利用ください。
講 師
日野 実 氏 ／ 広島工業大学 工学部 機械システム工学科 教授
【略歴】
大阪府立大学工学部を卒業後、川崎重工業(株)に入社し、航空機関連の材料研究に従事。その後、岡山県工業技術センターに24年間勤務し、金属材料や表面処理に関する地域企業の技術支援やものづくりに直結した共同研究を行い、現在、広島工業大学にて材料力学講座を担当。
めっき等の表面処理や金属材料の高機能化に関する研究論文、解説論文、著書など約260編。
【学協会役員】
表面技術協会 理事（2008～2010）、評議員、編集委員、関西支部常任幹事
日本金属学会 評議員（2008～2012）
中国四国支部理事（～2013）
日本熱処理技術協会 評議員、西部支部幹事
日本鋳造工学会 代議員、中国四国支部理事
軽金属学会 編集委員、中国四国支部幹事
溶接学会 高EB加工研究委員会幹事、中国支部商議員
【受賞歴】
(社)表面技術協会 平成6年度進歩賞
第1回ものづくり日本大賞 優秀賞
(社)日本金属学会 第27,28,38回技術開発賞
(社)軽金属学会 第6回躍進賞
日本マグネシウム協会賞 技術賞
(社)表面技術協会 平成22年度論文賞
(社)日本熱処理技術協会 技術賞（粉生記念賞）、他多数
趣 旨
材料表面に新しい機能や特性を付与する表面処理技術が、材料開発の一つの手法として、今日、重要なキーテクノロジーとなっている。
本講習では、めっきや陽極酸化処理などのウェットプロセスについて、求められる機能や特性を紹介するとともに、皮膜の評価・分析技術を実際の製品等を交えながら紹介します。さらにめっきにとって極めて重要な皮膜の密着性について、最新の評価･分析技術による解析例およびそのメカニズムの推定やめっきにおけるトラブルシューティング、研究事例も紹介します。
受講に必要な知識
めっきなどの表面処理技術に携わる研究開発部門の技術者ならびに生産部門の技術者、特に皮膜の評価解析技術を学習したい人。
本セミナーで得られる知識
・めっきならびに陽極酸化処理などのウエットプロセスによる表面処理
・めっきにおけるトラブルシューティング
・めっき皮膜の密着性
・皮膜の評価・分析技術
プログラム詳細
1. めっきの基礎
1.1 めっきの析出メカニズム
1.2 めっきの種類
1.2.1 電気めっき
1.2.2 無電解めっき（化学めっき）
1.2.3 浸漬めっき
1.2.4 その他のめっき
1.3 金属材料の基礎
2. めっきに求められる機能
2.1 表面の特性
（機械的特性、電気磁気的特性、光学的特性、熱的特性、物理的特性、化学特性、装飾性等）
2.2 環境対応型めっき技術
2.3 その他のめっき
3. めっき皮膜の分析技術
3.1 各種表面分析法の種類とその特徴
3.1.1 電子を用いた分析法
（SEM、EPMA、AES等）
3.1.2 光を用いた分析法
（XPS、FT-IR等）
3.2 めっき不良対策に必要な表面・測定技術と実際の適用例
4. めっき皮膜の密着性
4.1 素材から見ためっき皮膜の密着性
4.2 めっき皮膜の密着性確保の指針
4.3 密着性の評価方法
4.4 無電解Niめっき膜の剥離対策と密着性の改善
5. 密着性を向上させる表面処理技術
5.1 表面粗化処理
5.2 シランカップリング処理
5.3 樹脂へのめっき
6. 最近の研究事例の紹介
