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乾燥のメカニズムと装置選定・設計およびトラブル対策 (7/12セミナー)
ST160712 乾燥のメカニズムと装置選定・設計およびトラブル対策



終了しました




乾燥のメカニズムと装置選定・設計およびトラブル対策



PDFパンフレット(セミナー「乾燥のメカニズムと装置選定・設計およびトラブル対策」)



 主 催


S&T出版株式会社

 日 時 ・ 場 所


日時:2016年7月12日(火) 10:30~16:30
会場:高橋ビルヂング(東宝土地(株)) 会議室 (東京都千代田区神田神保町3-2)

      →会場へのアクセス

 受 講 料 (税込)


49,800円   Eメール案内会員価格 47,300円  ※昼食代・資料代を含む

  <1名様分の受講料で2名様まで受講できます。>
  ※2名様ご参加は同一会社・法人からの同時申込に限ります。
  ※2名様ご参加は2名様分の参加申込が必要です。ご連絡なく2名様のご参加はできません。
  ※3名様以上のご参加は、追加1名様あたり10,800円OFFになります。

  Eメール案内登録をしていただいた方には、Eメール案内会員価格を適用いたします。

  →複数名同時申込はこちらの用紙(PDF)をご利用ください。

 講 師


田門 肇 氏 / 京都大学 大学院工学研究科 化学工学専攻 分離工学分野 教授

【略歴】
1974年3月 京都大学工学部化学工学科卒業
1976年4月 京都大学大学院工学研究科修士課程化学工学専攻修了
1977年3月 京都大学大学院工学研究科博士課程化学工学専攻中退
1977年4月 京都大学工学部助手(化学工学科)採用
1986年8月 京都大学工学部助教授(化学工学科)昇任
1998年4月 京都大学大学院工学研究科教授(化学工学専攻)昇任,
現在に至る

【研究内容】
乾燥工学,吸着工学,分離工学

【主な受賞歴】
1992年 日本吸着学会奨励賞(東洋カルゴン賞)受賞
2011年 Achievements in Drying R&D Award 受賞
2014年 日本吸着学会学術賞

【著書】
・現代化学工学、産業図書 (2001)
・化学工学(役にたつ化学シリーズ8),朝倉 (2005)
・乾燥技術実務入門、日刊工業新聞 (2012)
他25冊

 趣 旨


 乾燥操作は熱を与えて水分あるいは溶剤を蒸発させる点から相変化を伴う熱と物質の同時移動現象の典型例である。成型材料,粉粒状材料,ペースト状材料さらに液状材料ときわめて多種多様の材料が乾燥の対象となるので,乾燥装置もまた多くの形式がある。乾燥操作の予備知識として湿り空気の諸性質,熱と物質の同時移動の典型例である湿球温度の概念,断熱冷却変化,湿度図表を解説する。含水率,材料中での水分の保持状態を解説し,乾燥のメカニズムを考える。乾燥のメカニズムに基づいて乾燥速度の定量的な捕らえ方を講義し,乾燥時間を短くするコツを紹介する。また,組成偏析,材料の変形やクラックの発生,材料の表面平滑性,残留溶媒の低減策,乾燥過程での成分散逸防止に関して講述する。多種多様な材料を乾燥するために数多くの乾燥装置が開発されているが,装置選定,装置設計,熱効率のポイントを解説する。最後に質疑応答を通してトラブル対策を実践する。

 本セミナーで得られる知識


・乾燥のメカニズム
・乾燥速度の定量的取り扱い
・乾燥時間短縮の勘所
・乾燥操作と製品品質の関連
・乾燥装置選定の考え方
・乾燥装置設計の基礎
・乾燥操作の省エネルギー

 プログラム詳細


1. 乾燥操作の予備知識
 1) 乾燥操作における物質収支と熱収支
 2) 空気の性質(湿度および諸物性値)
 3) 湿球温度と断熱飽和温度
 4) 湿度図表とその使い方

2. 乾燥操作の必須基礎
 1) 含水率の定義と平衡含水率
 2) 水分の保有状態と移動機構
 3) 乾燥のメカニズム
  a) 乾燥特性曲線の概念
  b) 乾燥の3期間
  c) 限界含水率の重要性
 4) 乾燥速度の定量的取り扱い
  a) 定率乾燥速度
  b) 減率乾燥速度
 5) 乾燥時間を短くするコツ

3. 乾燥のメカニズムと品質保持
 1) 組成偏析とバインダーの移動
 2) 乾燥過程での剥離,クラック,変形
  a) 乾燥応力と乾燥速度
  b) 乾燥収縮防止策
 3) 表面平滑性の保持
  a) 表面平滑性に関する乾燥モデル
  b) 粒子系塗布膜乾燥の実例
 4) 残留溶媒の効率的低減策
 5) 乾燥過程でのフレーバー散失防止
  a) フレーバー保持のメカニズム
  b) フレーバー散失防止

4. 乾燥装置の選定と設計
 1) 乾燥装置の分類と特徴
 2) 乾燥装置の選定
  a) 乾燥操作の特異性
  b) 選定の考慮事項
 3) 乾燥装置の設計のポイント
  a) 装置容積の概算法
  b) 連続式熱風乾燥装置設計の基礎
 4) 乾燥操作の省エネルギー
  a) 熱風乾燥装置の熱効率
  b) 乾燥装置の排風循環の指標

5. 乾燥操作のトラブルシューティング(質疑応答を中心に)