ST161024 熱伝導向上のためのフィラーの最密充填・伝熱ネットワーク形成技術と粘度・熱伝導率予測
熱伝導向上のためのフィラーの最密充填・伝熱ネットワーク形成技術と粘度・熱伝導率予測
主 催
S&T出版株式会社
日 時 ・ 場 所
日時:2016年10月24日(月) 13:00~16:30
会場:高橋ビルヂング(東宝土地(株)) 会議室 (東京都千代田区神田神保町3-2)
→会場へのアクセス
受 講 料 (税込)
43,200円 Eメール案内会員価格 41,000円 ※資料代を含む
<1名様分の受講料で2名様まで受講できます>
※2名様ご参加は同一会社・法人からの同時申込に限ります。
※2名様ご参加は2名様分の参加申込が必要です。ご連絡なく2名様のご参加はできません。
※3名様以上のご参加は、追加1名様あたり10,800円OFFになります。
Eメール案内登録をしていただいた方には、Eメール案内会員価格を適用いたします。
講 師
真田 和昭 氏 / 富山県立大学 工学部 機械システム工学科 材料設計加工学講座 准教授
【略歴】
平成11年、東北大学大学院工学研究科材料加工学専攻博士課程修了.
同年,日立製作所日立研究所入社、平成15年 富山県立大学工学部 講師、平成21年 富山県立大学工学部 准教授、現在に至る.
専門は、複合材料工学.
趣 旨
本セミナーでは、高熱伝導性ポリマー系コンポジット材料の開発に重要となるフィラーの最密充填・伝熱ネットワーク形成技術と、得られるコンポジット材料の成形加工性(粘度)、熱伝導率の予測手法等を解説する。また、国内外の高熱伝導性コンポジット材料の開発事例を紹介し、フィラーのハイブリッド化等の新たな材料設計技術についても言及する。
プログラム詳細
1. フィラーの分散・充填技術
1.1 フィラーの種類と熱伝導特性
1.2 コンポジット材料の粘度予測式
1.3 コンポジット材料の粘度とフィラー粒度分布の関係
1.4 コンポジット材料の熱伝導率と粘度の関係
1.5 フィラー最密充填理論と粒子充填ソフトを活用した微視構造設計
2. ナノフィラーの分散・充填技術
2.1 ナノフィラーの種類と特性
2.2 ナノフィラーの分散手法(層間挿入法、ゾル-ゲル法、微粒子直接分散法)
2.3 CNTの特徴(構造・形態、物性、合成法、安全性)
2.4 CNTの分散技術(超音波分散法と処理条件最適化)
2.5 CNTの表面処理技術(混酸処理、紫外線/オゾン処理)
3. 放熱材料開発のための材料設計・特性評価技術
3.1 従来のフィラーを用いたコンポジットの熱伝導率予測式
3.2 CNTを用いたナノコンポジット材料の熱伝導率予測式
3.3 国内外におけるCNTによるネットワーク構造形成技術
3.4 国内外におけるフィラーハイブリッド化技術
3.5 アルミナとCNTの複合による高熱伝導性コンポジット材料の開発事例
3.6 窒化ホウ素とアルミナナノワイヤーの複合による高熱伝導性コンポジット材料の開発事例
【質疑応答・名刺交換】