C160705 セルロースナノファイバーのプラスチック複合材料技術 【大阪開催】
セルロースナノファイバーのプラスチック複合材料技術
【大阪開催】
主催 株式会社シーエムシー・リサーチ
昨今、セルロースナノファイバー(CNF)のサンプル提供が本格的に開始され、一部実用化・事業化製品も出始めている。約10年来、特に CNF/熱可塑性樹脂複合化技術開発に産業技術開発の立場から実施して来た中で、現在は今後の本格的な社会実装に向けて重要な時期を迎えていると言える。
本セミナーでは、CNFの特徴また現在サンプル提供されているCNF材料各々の特徴、樹脂複合化の開発過程とその実際、様々な分野への応用展開実施例など国内外における社会実装化に向けての動向、自社製品にどのようにCNFを取込んで行くかのポイント等について解説する。
日 時 ・ 場 所
日時:2016年7月5日(火) 13:30~16:50
会場:大阪産業創造館 5F 研修室B 大阪府大阪市中央区本町1-4-5
→会場へのアクセス
受 講 料
49,000円(税込) ※資料代含む
※ メルマガ登録者/無料は 44,000円(税込) (S&T出版、シーエムシーリサーチ両社のメルマガ登録になります)
講 師
北川 和男 氏 / (地独)京都市産業技術研究所 研究戦略フェロー
プログラム
1. ナノセルロースについて
(1) セルロースナノファイバー(CNF)の特徴とその製法及び原料
a. シングルセルロースナノファイバー(化学処理/解繊)
b. セルロースナノファイバー(機械的解繊)
(2) セルロースナノクリスタルの特徴とその製法
(3) 現在サンプル供給を開始しているCNFメーカー10社の特徴と提供サンプル等のご紹介
a. A3一覧表の配布によるご紹介
2. CNF/熱可塑性樹脂ナノコンポジットの開発
(1) 粉末法による[親水性]CNFと[疎水性]熱可塑性樹脂の複合化
(2) CNFの化学変性によるナノコンポジットの高性能化
a. 化学変性の考え方
b. 変性CNFによる性能アップ
c. 変性パルプを用いたCNF化解繊/ナノ分散同時混錬法の開発
d. CNFナノコンポジット用熱可塑性樹脂種の横展開について
(3) 材料メーカーにおけるサンプル(変性パルプ及びCNF/樹脂マスターバッチ(MB))供給
(4) 「京都プロセス」における変性パルプ及びCNF/樹脂MBの製造
3. 変性CNF/熱可塑性樹脂の微細発泡成形
(1) 超臨界CO2バッチ発泡法による微細発泡基盤技術の開発
(2) 変性CNFナノコンポジットを用いた超臨界N2射出発泡成形
4. CNFの染色とCNF/熱可塑性樹脂ナノコンポジット材料着色法の開発
(1) CNFの染色
(2) 材料着色事例とサンプル見本
5. CNF材料の社会実装化動向
(1) 経済産業省主導「ナノセルロースフォーラム」の設立とその活動
(2) 地域におけるCNFに関する取組みの活発化
a. 近畿地域における「部素材産業―CNF研究会」の取組みとご紹介
6. CNF材料を使いこなす/どのように自社製品に取込んで行くかのポイントについて
a. その方向性と実際例について
b. どこのCNF材料から触るか、取り入れるか?