医療ICT化と遺伝子解析~産・官・学の取組みと関連ビジネス最前線~(セミナー11/18)
医療ICT化と遺伝子解析
~産・官・学の取組みと関連ビジネス最前線~
主催 株式会社 新社会システム総合研究所
申込用紙・パンフレットPDF (セミナー「医療ICT化と遺伝子解析~産・官・学の取組みと関連ビジネス最前線~」)
日時・場所
日時:2014年11月18日(金) 13:00~17:00
会場:SSK セミナールーム 東京都港区西新橋2-6-2 友泉西新橋ビル4F
→会場へのアクセス
受講料
1名につき27,000円(税込)
講師
Ⅰ 内閣官房 健康・医療戦略室 企画官 吉田 淳 氏
【プロフィール】
1989年3月 千葉大学薬学部卒、同年7月 薬剤師資格取得。
1991年3月 千葉大学大学院薬学研究科修了(薬学修士)。
同年4月 厚生省(当時)入省。
1997年7月から1999年6月までWHO本部事務局医薬品アソシエートエキスパート(在スイス・ジュネーブ)。
厚生省復帰後、大臣官房国際課等を経て、2004年10月から2007年1月までWHO西太平洋地域事務局医薬品テクニカルオフィサー(在フィリピン・マニラ)。
厚生労働省復帰後、育児休業、国立がん研究センター、大臣官房厚生科学課等を経て、2013年7月から内閣官房健康・医療戦略室企画官(現在)。
Ⅱ 東京医科歯科大学 ゲノム応用医学研究部門 教授 村松 正明 氏
【プロフィール】
1982年 千葉大医学部卒、内科臨床研修、東京大学臨床医学系大学院、DNAX研究所(米国加州)留学を経て
1990年より東京大学医科学研究所・新井賢一研究室 助手、
1996年 ヘリックス研究所 部長研究員、
2000年 ヒュービットジェノミクス研究所長、
2002年 東京医科歯科大学 教授、現在に至る。
Ⅲ (株)理研ジェネシス 代表取締役社長 塚原 祐輔 氏
【プロフィール】
1976年 早稲田大学理工学部物理学科卒、
1982年 凸版印刷(株)中央研究所、
2002年 同生産・技術・研究本部技術企画部長、
2007年 (株)理研ジェネシスの設立に伴い代表取締役社長、工学博士(1990年 東北大学)
プログラム詳細
Ⅰ.医療ICT化の政府の取組と新産業創出との関わり 【13:00~14:10】
健康・医療戦略は、医療分野の研究開発、新産業の創出、医療の国際展開、医療のICT化を大きな柱としている。医療ICT化の理念は、医療の質・効率化の向上、患者・国民の利便性の向上、臨床研究等の研究開発・産業競争力の強化、社会保障コストの効率化を実現することである。
そのため、医療現場の情報システムから、利活用の目的に応じて、再利用可能なデータを収集できる仕組み(医療のデジタル基盤)を構築する取組が始まったところである。
本講演では、医療ICT化の取組と、それによって新しい医療技術・サービス等新産業が創出される将来像についてお話したい。
1.健康・医療戦略と医療ICT化
2.医療データの再利用に必要な2つの仕組み
3.医療のデジタル基盤の構築と利活用
4.医療情報・個人情報の利活用
5.医療データ収集の効率化、質の向上、リスク管理
6.課題
7.質疑応答/名刺交換
Ⅱ.遺伝子解析研究に関する最新動向 【14:25~15:35】
遺伝子解析技術の長足の進歩により、ヒト遺伝子の総体であるヒトゲノムの全配列を容易に読み取ることが出来るようになった。何千・何万人という人間集団においてゲノム配列を決定し、疾患の発症リスクとの関連を調べる大型ゲノムコホート研究が推進されている。これらの取り組みは創薬や医療に大きな変革をもたらすことが期待されている。
本講演では、これらパーソナルゲノム研究の動向について概説し、近未来の医療に与える影響について大胆に予測してみたい。
1.DNAチップと次世代シークエンサー
2.ゲノムワイド関連解析(GWAS)と多因子疾患
3.パーソナルゲノムとビッグデータ
4.P4医療(Predictive,Preventive,Personalized,Participatory)
5.ゲノムリテラシー
6.質疑応答/名刺交換
Ⅲ.遺伝子解析ビジネスの最前線 【15:50~17:00】
理研ジェネシスは2007年10月、ゲノム医科学の最新研究成果をオーダーメイド医療実現のプラットフォームとして提供することを目的として設立された。現在まで一貫してオーダーメイド医療実現に向けたゲノム研究を支援する受託解析と医療現場で最適な薬剤を選択するためのコンパニオン診断薬開発に努めてきた。近年では、次世代シーケンサーを診断に用いるクリニカル・シーケンスに注目している。
本講演では、これらの活動をご説明することでオーダーメイド医療実現とコンパニオン診断開発の現状をお伝えする。
1.理研ジェネシスの概要
2.ゲノム解析技術のプラットフォーム
3.品質管理の重要性
4.コンパニオン診断薬開発
5.クリニカル・シーケンス
6.質疑応答/名刺交換