皮膚の測定・評価法と化粧品の有用性評価試験実施のポイント (セミナー9/15)
有用性評価におけるバラつきの原因は?
皮膚の測定・評価法と
化粧品の有用性評価試験実施のポイント
~皮膚色、シミ・シワ、角層、はり・柔軟性、皮膚厚、表皮厚、角層厚・・・等の測定法~
主催 (株)R&D支援センター
申込用紙はこちら・パンフレットPDF (セミナー「皮膚の測定・評価法と化粧品の有用性評価試験実施のポイント」)
日 時 ・ 場 所
日時:2015年9月15日(火) 12:30~16:30
会場:商工情報センター(カメリアプラザ)9F 会議室 東京都江東区亀戸2-19-1
→会場へのアクセス
受 講 料
非会員:49,980円(税込)
会 員:47,250円(税込)
学校関係者:10,800円(税込)
※資料付
※会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
※学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
お申込はこちらのパンフレットをダウンロードしてFAXでお申込みください。
PDF (セミナー「皮膚の測定・評価法と化粧品の有用性評価試験実施のポイント」)
定員:30名
※ 現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
講 師
宮本 久喜三 氏 / プロクター・アンド・ギャンブル イノベーション(同) プリンシパルサイエンティスト 医学博士
【略歴】
2001年徳島大学医学部皮膚科で医学博士取得。2003年より2007年までP&G米国本社中央研究所で皮膚科学、特に皮膚老化のメカニズム、評価法開発に従事。2007年よりP&G日本法人にて現在の役職を担う。日本化粧品工業連合会、評価法委員会にてシワ評価ガイダンスの検討に参加。シワ評価法を用いた評価試験及び皮膚老化モデルの報告‐2008、2009、2010、2011及び2013年度AAD(米国皮膚科学学会)年次大会、第5回ADTS(アジア皮膚科学大会)、第69回SID(ソサエティーオブインベスティゲーティブダーマトロジー)年次大会、第22回WCD(ワールドコングレスオブダーマトロジー)等での発表、及び文献掲載等。
【専門】
皮膚老化のメカニズムの解明及び有用性評価方法の開発
趣 旨
スキンケア商品の有用性を客観的に評価し、その効果を検証することは消費者の信頼を得るために重要であり、また化粧品会社としての責務でもある。この有用性を評価するためには、皮膚の本来持つ生理学的及び光学的特性を理解した上で計測する必要がある。その上でそれら皮膚特性に対応した測定方法を用いて皮膚計測をするべきである。皮膚測定する際の主な皮膚の特性について列挙し、その特性を測るための原理を理解した上で、最も適した測定方法について紹介する。次にそれらの皮膚測定方法を用いて有用性評価を行う時の試験デザインの原則及び気をつけておかなければならない点について考察を加える。近年は商品の差別化を図り、より魅力的な商品と映るよう様々な手法を用いた有用性の提示が頻繁に見受けられる。一方、いくつかの有効性評価ガイドラインが国内外で発表されており、これらガイドラインに準拠した評価の施行が求められていることも事実である。このようなスキンケア商品の有用性を臨床的に評価する場合、色々なバラつきや不確定要素(Unknown Variables)を考慮して試験計画を立て、施行していかなくてはならない。もともとヒトを用いた塗布効果試験は後から述べる要因によって結果がバラつきやすい性格のものだからである。ここでは効果的に有用性を実証するために、それらバラつきやすい原因を列挙し、その対策を具体例を用いて示した。今後の有用性試験を計画する上で参考になれば幸いである。
プログラム
1. 皮膚の光学的、生理学的特性,及びそれらの特定に適した測定方法について
1-1 体の各部位の皮膚について
1-2 皮膚の特徴について
1-3 皮膚形状について
1-4 皮膚の表面形状と角質層の状態
1-5 2部位別にみる形状の特徴
1-6 皮膚色について
1-7 シミについて
1-8 シワについて
1-9 角層の状態について
1-10 皮脂分泌機能
1-11 皮膚のはり・柔軟性(粘弾性)・弾力性の測定・評価
1-12 皮膚厚、表皮厚、角層厚の測定・評価
1-13 その他特徴的な所見
2. 皮膚測定方法を用いたスキンケア商品の有用性評価試験のデザインについて
2-1 有用性評価試験の概要
2-2 有用性評価におけるバラつきの原因について
2-2-1 被験者
2-2-2 測定方法
2-2-3 試験デザイン
2-2-4 試験施行時期(季節)
2-2-5 試験機関・測定条件
2-2-6 被験者サンプル数
2-2-7 試験製品
2-2-8 評価試験のサンプル例
3. まとめ、今後の動向について