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FT-IRによるフィルム材料の異物分析の測定法とスペクトル解析のノウハウ (4/6セミナー)
ST160406 FT-IRによるフィルム材料の異物分析の測定法とスペクトル解析のノウハウ



終了しました




FT-IRによるフィルム材料の異物分析の測定法と
スペクトル解析のノウハウ




PDFパンフレット(セミナー「FT-IRによるフィルム材料の異物分析の測定法とスペクトル解析のノウハウ」)



 主 催


S&T出版株式会社

 日 時 ・ 場 所


日時:2016年4月6日(水) 10:30~16:30
会場:高橋ビルヂング(東宝土地(株)) 会議室 (東京都千代田区神田神保町3-2)

      →会場へのアクセス

 受 講 料 (税込)


49,800円   Eメール案内会員価格 47,300円  ※昼食・資料代を含む

  <1名様分の受講料で2名様まで受講できます>
  ※2名様ご参加は同一会社・法人からの同時申込に限ります。
  ※2名様ご参加は2名様分の参加申込が必要です。ご連絡なく2名様のご参加はできません。
  ※3名様以上のご参加は、追加1名様あたり10,800円OFFになります。

  Eメール案内登録をしていただいた方には、Eメール案内会員価格を適用いたします。

 講 師


谷川 征男 氏 / (同)IR分析研究所 所長 薬学博士/環境計量士

【経歴】
昭和42年 東京理科大学理学部化学科卒業
       東洋製罐グループ綜合研究所に勤務、主席研究員部長
 業務・研究歴
 缶用塗料開発/熱硬化性樹脂の硬化機構と構造解析、食品容器の衛生性関連分析
 研究/FDA申請分析支援、特許申請・防衛分析支援
 工業材料のIRスペクトルデータ、MSスペクトルデータ解析手法研究
 高分離クロマトグラフでの物質同定法研究
 分析業務担当者教育 など
平成19年 退職後 合同会社 IR分析研究所設立

【資格】
薬学博士(東京理科大学)
環境計量士(濃度)、第1種公害防止管理者(水質、大気)他

【公的活動】
塩ビ食品衛生協議会/分析委員会分析副委員長(~平成19年)

【研究実績の一部紹介】
昭和50年 金属缶用エポキシ系塗料の硬化に関する研究(色材協会誌論文賞)
昭和53年 高温殺菌容器(レトルトパウチ)用接着剤のFDA申請
平成11年 赤外分光分析による成型品の異物分析(プラスチック成形加工学会誌)
平成19年 レトルト殺菌装置の付着性異物発生原因と除去方法、食品工業、50[20],38-48(2007)
平成19年―23年 新規液体クロマトグラフィー原理の開発
        Analytical Sciences, 23[11],1267-1274(2007)
        Analytical Sciences,25[6],743-752(2009)(Hot Article Award受賞)
        Analytical Sciences 27,95-99 (2011)
特許申請約50件

 趣 旨


 IRスペクトル分析は試料形態を選ばない、情報量の最も多い物質定性手段である。しかしながら得意であるべき工業材料分野で十分に能力を発揮しているかというと、必ずしもそうは言えない。この理由は、成分混合が当然である工業材料に対して、IRスペクトル同定作業は異種成分混合によりパターン照合的確定能力が著しく妨害されるためである。
 機械的IRスペクトルライブラリー検索で誰もが経験するこのような状況を打破し、品質管理、材料調査実務のために役立つ、工業材料知識で裏打ちされたIR解析法を実際の対応例を含めて詳しく解説する。

 受講に必要な知識


基礎的な化学物質の名称から形態や構造が想像できる程度の化学知識

 本セミナーで得られる知識


コストパフォーマンス最大のIRスペクトル分析が、製品管理、迅速なクレーム処理、工程管理と改善、クレーム被害立件、加害者側説明釈明、損害賠償等で大きな力になる。

 プログラム詳細


1. 異物の種類と原因物質および測定試料の前処理に関わる材料物性の理解
  1-1 異物の種類
  1-2 異物の発生原因物質
  1-3 異物は工業化成品そのものである
  1-4 合成樹脂(プラスチックス)
  1-5 プラスチック材料用添加剤
  1-6 IRスペクトルは異物/工業材料の何を解き明かしてくれるのか

2. 異物分析・材料分析の測定法とそのコツ
  2-1 IR分析の特徴、豊富な各種付属装置の原理
  2-2 付属装置の状況ごとの選択と使用法
  2-3 IR測定装置と付属装置の測定限界と測定を妨害する光学歪み要因とその回避
  2-4 正しいスペクトルを得るには
  2-5 IR分析を補足する他の分析情報

3. 混入異物・不純物へのクロマト利用分取分析、抽出法の理解
  3-1 クロマトグラフ分離の基礎
  3-2 異物成分分別のための各種クロマトグラフイーの理解と応用
  3-3 明瞭なIRスペクトルのための前処理技術
  3-4 プラスチック材料と溶剤類の極性物性の理解と利用

4. IR分析のデータ処理、スペクトル解析、同定へのノウハウ
  4-1 測定スペクトルのABS(吸光度)表示に慣れよう
  4-2 スペクトル品質の改善のためのデータ処理
     スムージング、ベースライン補正、フィルライン、ATR補正
  4-3 混合物解析における成分加成性原理
  4-4 混合成分の同定を助ける差スペクトル法データ処理
  4-5 混合成分解析の実務、成分構造解析と組成定量
  4-7 スペクトル解析法-1
     官能基テーブルとコルサップ表類を利用するスペクトル解析
  4-8 スペクトル解析法-2
     IRスペクトル市販ライブラリー紹介
  4-9 IRスペクトル法での困難さを解決する手法ガイド-1
     パターン類似物の識別
  4-10 IRスペクトル法での困難さを解決する手法ガイド-2
      差スペクトル演算と逐次検索手法のポイント
  4-11 プラスチック材料とエンプラのIRスペクトル判別
  4-12 異物のIRスペクトル解析事例