シェールガス・オイルの生産現場において水圧破砕法は大量の水資源を使う。ゆえに、廃液は水圧破砕用水として再利用するのが望まれるが、現時点では多くの課題を抱えている。
これらの課題解決に適用可能な処理技術は、廃液蒸留法、膜分離法、マイクロバブル技術、オゾン注入膜処理法、化学薬品処理などが挙げられる。これらの分野は日本が世界に誇れる水処理プロセスである。
本セミナーでは汚染水処理技術をテーマに、斯界の第一線でご活躍中の講師陣に詳しく解説をして頂く。
主催:(有)シーエムシー・リサーチ
日時・場所
日時:2013年10月2日(水) 13:00~17:00
会場:中央大学駿河台記念館 3F 360会議室 (〒101-8324東京都千代田区神田駿河台3-11-5)
受講料
29,400円(税込) *資料代含む
プログラム詳細
13:00~14:10
1. シェールガス汚染水処理技術の概要
講 師 グローバルウォータ・ジャパン 吉村和就 先生
1.世界の天然ガス資源・技術的資源回収量
2.各調査会社による世界水処理市場
3.米国におけるシェールガス開発状況
4.米国の水圧破砕水市場の規模と将来動向
5.水圧破砕法と水資源
6.水圧破砕法の水循環(用水、プロダクト水、返流水、廃水処理、再生水処理)の詳細
7.日本企業が期待できる水圧破砕水処理市場
14:20~15:30
2.非在来型資源・在来型油ガス田の随伴水処理(再利用化)技術
講 師 日本オイルエンジニアリング株式会社 冬室 誠 先生
1.随伴水とは
(1) 油・ガス開発における随伴水の対応技術概要
(2) 随伴水の生産挙動(非在来型・在来型の特徴)
2.随伴水の水質特性及び環境リスク
(1) 塩分濃度を含む電解質成分/油分濃度及/濁固形分/pH,温度等
(2) 環境リスクへの対応
3.非在来型・在来型の随伴水の処理技術
(1) 随伴水処理技術の推移/ 排出規制値等の法規等
(2) 随伴水の処理技術
4.随伴水処理技術の再利用・廃棄技術
(1) 21世紀型随伴水処理技術のコンセプト
(2)フラクチャー水及び随伴水の再利用技術
15:40~16:50
3.マイクロバブル技術による油田随伴水処理
講 師 株式会社テクネット 岡村和夫 先生
1.随伴水について -水量・水質-
2.随伴水処理に関する基礎的検討結果
3.随伴水処理パイロットプラントの概要
4.複数の随伴水によるパイロットプラント運転結果
5.脱塩に関する基礎的検討結果
6.課題と今後
※ プログラム充実のため内容が変更になることもあります。
CMCセミナー・ニューエネルギーシリーズ
第5回 2013年9月10日(火)
シェールガス・オイル開発のための掘削・坑井用ケミカル素材
第6回 2013年9月26日(木)
シェールガス・オイルから化学品を生産するための触媒技術