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特許の配合情報から考える熱可塑性エラストマーの不良成形メカニズムとトラブル防止策 (5/26セミナー)
ST160526 特許の配合情報から考える熱可塑性エラストマーの不良成形メカニズムとトラブル防止策



終了しました




特許の配合情報から考える熱可塑性エラストマーの
不良成形メカニズムとトラブル防止策


‐スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマーを中心として‐



PDFパンフレット(セミナー「特許の配合情報から考える熱可塑性エラストマーの不良成形メカニズムとトラブル防止策」)



 主 催


S&T出版株式会社

 日 時 ・ 場 所


日時:2016年5月26日(木) 10:30~16:30
会場:高橋ビルヂング(東宝土地(株)) 会議室 (東京都千代田区神田神保町3-2)

      →会場へのアクセス

 受 講 料 (税込)


49,800円   Eメール案内会員価格 47,300円  ※昼食・資料代を含む

  <1名様分の受講料で2名様まで受講できます>
  ※2名様ご参加は同一会社・法人からの同時申込に限ります。
  ※2名様ご参加は2名様分の参加申込が必要です。ご連絡なく2名様のご参加はできません。
  ※3名様以上のご参加は、追加1名様あたり10,800円OFFになります。

  Eメール案内登録をしていただいた方には、Eメール案内会員価格を適用いたします。

  →複数名同時申込はこちらの用紙(PDF)をご利用ください。

 講 師


鷲尾 裕之 氏 / ポリマー技術コンサルタント 特許戦略コンサルタント
 (2級知的財産管理技能士、2級射出成形技能士、第1種作業環境測定士、初級著作権検定合格、工学士、法学士)


【略歴】
1988年日本大学生産工学部工業化学科卒業。 同年、リケンテクノス株式会社入社。同社では、材料開発(6年)、分析研究(5年)、知的財産(15年)をそれぞれ担当。ポリマーアロイの構造解析研究やポリオレフィン分析のためのTREFや高温GPC社内立ち上げに従事。熱可塑性エラストマー、PP、PEコンパウンド、エンプラ(LCP、PES、PEEK、PPS、PA、PI、POM、PET、PBTなど)からフィルム、塗料、接着剤等の経験多数。自身が発明者の特許出願1件、学会発表1件。
知的財産部では、上記技術分野(熱可塑性エラストマー組成物を主として)特許戦略を担当し特許出願300件、中間処理200件。在職中の2009年に日本大学法学部法律学科卒業。
独立後は、セミナー講師、執筆、コンサルタントとして活動中。

■ブログ
「特許・ポリマーよろず相談所」

http://patentwashio.at.webry.info/

 趣 旨


 汎用性熱可塑性エラストマー組成物であるオレフィン系熱可塑性エラストマー組成物、スチレン系熱可塑性エラストマー組成物は、他のプラスチックやエンプラ系熱可塑性エラストマー(ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン系)と異なりゴム成分と液状オイル成分と流動成分(樹脂成分)との「多成分の混合物」であり複雑です。異なる性状の成分を混合・混練しているので問題を複雑にしています。
 それはすなわち成形トラブルに直結してしまいます。さらにまた複雑にするのは多くの場合は、それを化学反応させて架橋させ耐熱性、耐油性を向上させます。架橋反応では、複数の分子が結び付いたり逆に分子が切れてしまったり極めて複雑なことがおこります。特許情報から得られるレシピを考慮しないともはやトラブル対策など効率的に行うことはできません。
  (1) 複雑な混合物(化学反応を伴う)の成形トラブル
  (2) 雑誌の記事や論文では書かれていない特許情報に基づくレシピから読み解く成形トラブル対策法
  (3) 特許情報から得られるレシピ情報を元に予測して行うトラブル解決のための分析方法
を解説します。

 本セミナーで得られる知識


スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマーなどの配合情報とそれから読み解く成形時の挙動、成形トラブルをいち早く解決するための基礎知識

 プログラム詳細


1. 熱可塑性エラストマーの種類
汎用熱可塑性エラストマー(オレフィン系、スチレン系)の活用範囲とその展望

2. 組成及び配合成分
「特許情報から得られるレシピとその原材料の詳細情報」
 2-1 オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物
  (1) ゴム成分の性質による物性・成形性への影響
  (2) 流動相(樹脂)成分の性質による物性・成形性への影響
  (3) 軟化剤成分の性質による物性・成形性への影響
  (4) 架橋剤による物性・成形性への影響
 2-2 スチレン系熱可塑性エラストマー組成物
  (1) ゴム成分の性質による物性・成形性への影響
  (2) 流動相(樹脂)成分の性質による物性・成形性への影響
  (3) 軟化剤成分の性質による物性・成形性への影響
  (4) 架橋剤による物性・成形性への影響

3. 業界実情
 3-1 オレフィン系熱可塑性エラストマーの販売会社
 3-2 スチレン系熱可塑性エラストマーの販売会社

4. 成形トラブルとその対策
「特許情報から考えるレシピを根拠としてトラブル原因を解明しよう!」
 4-1 ひけ
 4-2 ショートショット
 4-3 バリ
 4-4 そり・変形
 4-5 シルバー
 4-6 金型転写性不良
 4-7 ウエルド不良
 4-8 焼け
 4-9 寸法のばらつき
 4-10 ピンキング
 4-11 ブツ
 4-12 ブリードアウト
 4-13 ブルーム
 4-14 成形品の表面剥離
 4-15 複合成形体の層間融着不良
 4-16 押出成形におけるドローダウン

5. 分析技術
「そのサンプルは、どんな熱可塑性エラストマーなのか?」
 5-1 種類を判別する分析方法
  (1) ゴム成分の分離とその分析方法
  (2) 軟化剤の分離とその分析方法
  (3) 流動相(樹脂)成分の分離とその分析方法
  (4) 架橋度の測定方法
 5-2 トラブル解決のための分析方法 「このトラブルは、何が原因なのか?」
  (1) ブツ分析
  (2) ブリード物の分析
  (3) ブルーム物の分析
  (4) モルフォロジー観察